Leica

DxOMarkの数字は正しいのか

今日はライカ以外の昔の写真を載せてみる^_^これは確かSony α7にオールドSummilux 50だったかな。ズミクロン50かも。 事前知識を持たない消費者がこの表を見れば「Leicaは値段は高いだけで、ニコンやソニーにあらゆる面で性能が劣っているんだな、ここまで差があるならライカを買うなんて阿呆だ、D850とα7R IIIのどちらかに決めよう」と、普通なら初期の段階でライカは選択から除外される。100人いればほぼ全員が同じ方向に誘導されるはずだ。 ・Leica M10: A classic reinvented  LEICA M10  LEICA M     D850     α7R III Overall Score (センサーの総合点) 86 84 100 100 Color Depth (色の再現域と分離) 24.4…

2018年の結果報告と2019年の展望

Rei. Leica S-E + Leica Summarit-S 70mm f/2.5 ASPH (ƒ/11, 1/125s, ISO 100) ©2018 Saw Ichiro. 余りの忙しさに写真どころか、満足な睡眠すら許されない4週間だったが、どうやら来月から少しの間、米国で生活する事になりそうだ。向こうでも余裕などは無さそうだが、しばらくサボっていた撮影なんかも異国の地で心機一転、じっくり取り組んでみたい。 昨年一年間で一体僕は何枚シャッターを切ったか分からない。恐らく数万枚のうち、人様が評価して下さった写真が不器用ながら3枚だけあったので、今日はちょっとだけ自慢話をさせて下さい^_^   The Leica Portrait Group - A YEAR IN COVERS(2018年のベストショット60) 非公開グループのため、下記でご覧頂けます。 https://www.facebook.com/adminlpgcovers/…

Leicaオーナーになるということ

娘と鳥。Leica M9-P, MS Optics Sonnetar 73mm f1.5 (ƒ/4.0, 1/125, ISO 160) ©2018 Saw Ichiro. このブログに訪れて下さっている方の中には、まだLeicaを所有していないが、実際ライカってどうなの?と興味がある方も多いと思う。もしも今日、貴方は念願のLeicaを手に入れたとする。その日は恐らく、何ヶ月経っても、何年経ったとしても、貴方にとって忘れられない一日になるに違いない。 僕も初めてライカレンズを買った日、買った店、目に写った光景は今でも鮮明に覚えているし、ましてやLeica M9Pをドキドキしながら買った日の事は、(そしてその時の請求金額も^_^)忘れるはずもない。 それは単に僕が支払える限界に近かった(或いは完全に超えていた)という事実もあるが、そんなことよりも写真家にとって「Leicaな人」の以前と以後では、人生の転換点と言えるほどのインパクトに成り得ると、僕は確信している。   飛。Leica M9-P, Summilux 35mm/f1.4 2nd (ƒ/8.0, 1/500, ISO 400) ©2018 Saw Ichiro.…

Lightroomハードウェア・コントローラー「Loupedeck+」

いわゆるM9カラーを楽しむ意味でLightroomに戻るついでに、2018年10月31日に発表されたばかりの現像コントローラー、Loupedeck+を導入してみた。 現像パラメーターをクリックでチマチマいじる事が以前から面倒に感じており、iOS現像Appなども試してみたりしたが、個人的にはまだまだMacが必要と思っていた矢先だった。そんな訳で迷わずポチったが、結論から言うとこれは「イイ」。 音楽制作の世界では、黎明期からこの手のハードウェア・コントローラーが市場には充実していて、僕もいろいろ所有している。しかし音楽制作の現場では様々なパラメーターや環境が余りにも複雑に入り組んで居て、マウスでしか出来ない事が多すぎて、結局僕には定着しなかった。 しかし写真現像の場合は使うパラメーターが限られているし作業がシンプルなので、ハードコントローラーの実用性は高い。 あなたは普段、写真の現像はどの様な調整を行っているだろうか。僕の場合は頻度の高い順で言うと、 露出 Exposure コントラスト Contrast 明瞭度 Clarity 上記3つでザックリ作ってから、必要ならShadow、Highlighs、Blacks、Whitesの4つで露出を微調整。最近はアホみたいにコントラストを上げるのがマイブーム^_^。 そしてホワイトバランス調整として 色温度 Temperature 色かぶり補正 Tint 彩度もいじる。アホほどコントラストを上げると彩度まで上がるので^_^、彩度は下げる事も多い。 自然な彩度 Vibrance 彩度 Saturation Loupedeck+は上記全てのパラメーターが独立したノブに割り当てられているので、ほぼ全ての事が手元でちょっとクルクルっと触って終わり。それで物足りない場合はトーンカーブを触ったりもするが、トーンカーブもCustom Modeで全てノブだけで完結出来る。ノブを押すとゼロにリセットされるのも、何でも気軽に試せて便利だ。 上記の他に、僕の場合は周辺減光 Vinettingも触る事が多い。空きノブに好きなパラメーターを割り当てられるので、僕はこれをD1ノブに設定したので快適そのもの。ユーザープリセットも8個登録出来て、ボタン一発呼び出しOK。スターやフラグもやりやすい。 girl in the forest. Leica M9-P, Summilux 35mm/f1.4 2nd (ƒ/1.4,…

MS Optics Sonnetar 73mm f1.5(宮崎光学)のレビュー

新宿の街角。Leica M9-P, MS Optics Sonnetar 73mm f1.5 (ƒ/1.5, 1/250, ISO 160) ©2018 Saw Ichiro. 作例もまだほとんど出回って無いし、ろくに調べもしないまま僕は即決したが、宮崎さんのこれまでの趣向から、きっと軟調系レンズである事は想像がついたし、ボディ同様、ぶっちゃけレンズがどんな描写でも、その特徴を活かした使い方をしてみようと思っていた。そもそも、僕の最近の作風からご察しの通り、もはや解像度や性能など大した意味を成さなくなってきている。(笑) 窓。Leica M9-P, MS Optics Sonnetar 73mm f1.5 (ƒ/1.5, 1/60, ISO 400) ©2018 Saw Ichiro. その焦点距離から、Leica…

Leica Summilux 35mm/f1.4 2ndのレビュー

水際。Leica M9-P, Summilux 35mm/f1.4 2nd (ƒ/1.4, 1/350, ISO 160) ©2018 Saw Ichiro. 「クセ玉」の代表選手として誉れ高い^_^、この古いズミルックス35mmに以前から興味はあったが、進んで買うまでに至らなかった。それは僕は元々50mm画角を自分のフィールドにしていた事に依る。 ご縁でM9-Pとセットで譲って頂く事にした訳だが、新たなフィールドに腰を据えてチャレンジする気持ちもあったし、何より今は超高解像のSからの反動で^_^、とにかく柔らかい写真を求めていた。それには癖玉がうってつけだった。 新しい相棒はシリアルNo. 3434096、1987年産まれのドイツ製という事らしい。前オーナーの言葉からそのまま2ndと書いているが、場合によっては第一世代にカテゴライズされるかもしれない。 ほぼCG^_^(無加工)。Leica M9-P, Summilux 35mm/f1.4 2nd (ƒ/1.4, 1/30, ISO 400) ©2018 Saw Ichiro. 変態レンズには多少耐性を持っているつもりだったし、何が来ても怖くないと思っていた僕でも、特に光源が前ボケに入ってきた時のコマ収差、非点収差には度肝を抜かれた。 開放で逆光気味に撮ると見たことも無いほどのゴーストが写真を支配する。なるほどこれは手強い(笑) 逆光と絞りの実験中。夜間でもちょっとした街頭の明かりでゴーストがガッツリ出る。Leica M9-P, Summilux…

30 12月 2018

お帰り、Leica M9-P!

ブログ終了宣言したにも関わらず、またこんなページを書いているのは、2018年12月8日、一足早いクリスマス・プレゼントが僕の元に届いたからだ。Leica M9-P。もはやMならどれでも良かったのが本心だが、偶然に素敵な出会いがあり、結局ここに戻ってくる運命だった。 これも一期一会、僕にとって、初めてのライカボディだったM9-Pとの再会は感慨深い。今回はSummilux 35mm f1.4 2nd付きだ。 down stairs. Leica M9-P, Summilux 35mm/f1.4 2nd (ƒ/5.6, 1/1000, ISO 400) ©2018 Saw Ichiro. 既にM9に対する想いや情報はここで散々書きなぐった気もするし、2011年に登場したM9-Pのレビューなど今更感が半端ない^_^。なのでごく端的に、今までの想いとは異なった点などを少しだけ書いてみる。なにせM10を手に入れた後も、ずっと憧れを抱いていたカメラだ。実際に手にするとどの様に心境が変化するかも、自分で自分に興味もある^_^…

ご報告:ピーチ先生の「構図の添削」が電子書籍になりました^_^

皆様、お元気ですか?実に5ヶ月ぶりに記事を書いてみている。この間、写真遊びを若干控え、ちょっと仕事なんかしていたが^_^、その中でもいろんな事があった。愛機のLeica S-Eに小さなCCDトラブルがあり、ドイツ行きになり3ヶ月間フジXで頑張っていた事、仕事の関係で久しぶりに渡米し、NYで少し写真を撮った事、そしてマッハ新書から、ピーチ先生の「構図の添削」を出版させて頂いた事だ。 Leica S-E (Typ006) + Leica Summarit-S 70mm f/2.5 ASPH ©2018 Saw Ichiro. 6月のブログ最終回宣言の際に、ichiroのブログはともかく(笑)構図の添削だけは続けろと、先輩諸氏から有り難いお申し出を頂いていた。ちょうど今年、マッハ新書なるものが出現し、ちょっと話題になっている事も気になっていたし、以前から構想だけはあったのがようやく実現に至った。 この構図添削集は、三分割法や水平線を水平にと言った教科書的なTipsではなく、現状をどうしたらもっと良くなるかという、もうちょっと実践的な内容の写真集だ。前半はこのブログの構図の添削と重複する部分も多いが、後半には多くの初添削の作品と共に、一つひとつ問題形式で出題している。 これを読み終えた頃には、誰でも構図を考える習慣が自然と身についている事が目標だ。全131ページ、61.8MB。1000円。モバイル、Mac、PCの一般的な電子書籍アプリに対応しているので、電車や飛行機など暇な時間にぜひ覗いてやって下さい^_^ ちなみにご購入頂いた大切なお金は、無駄使いばかりで不甲斐ない夫からのせめてもの償いとして、全額ピーチ先生に寄付させて頂きます^_^   マンハッタンのストリートでパンを売る女性。Leica S-E (Typ006) + Leica Summarit-S 70mm f/2.5 ASPH ©2018 Saw…

世界に羽ばたけ!LFI、Leica Meet(最終回)

Leica S-E (Typ006) + Leica Summarit-S 70mm f/2.5 ASPH (ƒ/2.5, 1/1500s, ISO 100) ©2018 Saw Ichiro. 何かのセレクションに入選したり、いいねを頂いたりするのはとても嬉しいし、光栄な事だ。しかしいいねを獲得する事自体が、写真を撮る目的になってはならないと僕は思っている。クライアントが喜ぶ作品が求められる商業写真家と違って、我々写真愛好家は、自分のためだけに写真を楽しんでいい特権がある。 model: Sara. Leica S-E (Typ006) + Leica Summarit-S 70mm f/2.5 ASPH (ƒ/2.5, 1/4000s,…

構図の添削3

JLUGで普段からお世話になっている小山 裕之さんが、ピーチ先生の構図の添削を受けてみたいと謙虚に仰って下さった^_^。3枚の素敵なお写真をお預かりしたので、御本人の許可を頂きこちらで一緒に考えてみたい。 辛口でお願いしますとの事だったが、この企画は一歩間違うと人様に喧嘩を売っているような、公開処刑の体になる恐れもある(笑)しかも僕よりずっと長いライカ・キャリアをお持ちの大先輩だ。僕の写真なら何を言われてもなんともないが、人によりプライドが傷つけられたと感じたり、ご不快になったりする繊細な方も当然いらっしゃると思う。 しかしそれをご承知の上でこの企画に乗って下さったと言うことは、揺るぎない写真観をお持ちであり、大らかなご性格や大人の心のゆとりの現れと考え直した。なので今回も僕の時と全く同様に、容赦なくビシビシ言って頂く事にする(笑) せっかくの貴重な機会なので、貴方も是非、構図の改善点を一緒に考えて頂ければ幸いです。   例題1 M9+アスフェリカルズミルックス35mm. by 小山 裕之さん この一枚を改善するとしたら、貴方ならどうするだろうか。ちなみにここは僕の事務所のすぐ近所で、三浦半島の立石という所だ。巨大な岩が海の真ん中に立つ面白い場所で、夕方にはいつも多くの写真家が海にカメラを向けている。 出来るだけピーチ先生のお言葉を正確に伝えるために、記憶に残るやりとりをそのまま書いてみる^_^   「ピーチ先生、まずはこの一枚です!お願いします!!」(ビール飲みながら、チラ見。) 「うーん、、、、いいと思う」(自分の携帯を見始めるw) 「え!?いやそんな事言わずに何か言って下さい。御本人も辛口にと仰ってますので、、、」 「だってそんな事、失礼じゃん。知らない人でしょ?」 「いやいや、一度JLUGの会でもお会いしてるし、ズバッと切って下さいとも言われました!」 「えそうなの?うーん、いいと思うけど、じゃあ強いて言うなら、、、」 と、その言葉を皮切りに、彼女はベラベラ喋り始めた(笑)     キレイだし良いとは思うんだけど、この場所から撮った他の人も、多分みんな同じ感じで撮ってると思う。これの面白さは岩と太陽のコラボレーションと思うけど、岩と太陽が全く同じ大きさで並列で並んでいて、どっちが主題なのか分かりにくく、かえって目が散るので緩急をつけたほうがいい。海や空の描写が広すぎて、岩の迫力を殺していると思う。何も語っていないエリアが多いので少し単調にも見える。 もし太陽を主題にするなら、もっと美しいグラデーションや夕日の鮮やかさを強調しないと、いつもの普通の夕方に見える。あと30分待てばもっと真っ赤になったと思う。(彼女もこの場所はよく知っている)なので岩を主題として、岩の大きさを明確に強調した方がもっと面白くなると思う。 そのためには右に居る人と岩のサイズ感の対比を強調したり、もっと下からのアングルで手前の波打ち際をフレームに入れたりして岩の大きさを感じさせないと、立石を知ってる人ならわかるけど、初めて見る人は、チョコンと小さい岩が出てる様に見えるかも。だから岩をもっと画面いっぱいに入れたい。(近づけないので、恐らくクロップか、50mm〜のレンズという意味かと^_^)それで岩の肩に被せるように太陽を入れると、コラボがもっと良くなると思う。縦構図でもいいと思う。 「せ、先生、今日も辛口ですね、汗 僕は良い写真と思ったのですが、、」 「だって辛口でいいんでしょ?」 「あ、はい!ありがとうございました!!」  …