2023年11月23日 イチロー

Sky Watcher SKYMAX127(BKMAK127)マクストフ vs 20cm F7ガチンコ対決!

SCW天気予報によればこの日、静岡では22時過ぎから朝まで快晴になるらしい。時々お世話になる富士山麓の西臼塚駐車場は、神奈川の自宅から2時間でアクセス出来る好スポットだ。昨日金沢出張から帰ったばかりだが、このチャンスを逃す訳にいかない。

西臼塚駐車場の標高は1240m。5合目が冬季閉鎖期間でも手軽に行ける観測場所として申し分ない。東は世界最大都市東京、神奈川県プラス御殿場市8万に、南は三島市11万、沼津19万、富士宮13万、富士市24万の大光害に阻まれ、高度30度以下は真っ白だが、天頂から北〜西にかけては暗い宇宙が広がっている。

ちなみにお隣の水ヶ塚公園駐車場は1450mあるが、一晩中、街灯が煌々とついていてここで星見は厳しい。

深夜12時前に到着。なんと人っ子一人いない。平日だから?遠慮なく鼻歌を歌いながら組み立てれる(^^)。気温は1度。見上げれば予報通り素晴らしいコンディション!完璧な無風。しかも星が瞬かない。これは最高だ。早速手当たり次第、メジャー天体を見て回った。

安定の迫力のアンドロメダに続き、M33に向けてみるが銀河の腕がほぼ見えない。僕はM33を空を測るリファレンスに使っているが、やはり山梨乙女高原の方が空は1ランク上らしい。ただ、南中しているM42は見事だったし、北は二重星団も素晴らしかった。

そういえば先月、乙女高原で近くの写真屋のおじさまに二重星団を楽しんで頂いたのを思い出した。

20cmF7 BINOを覗いて頂き、初めて肉眼で網状星雲を見た、とOIII越しに喜んで下さり、続いてMasuyama 26mm(1.58°、x54、射出瞳3.7mm)の双眼で見る二重星団をお見せした際には「おおお、これは凄い、、、」と呟いた後、しばらく目を離されなかった。このBINOで観る散開星団はなかなかどうして、美しい。

この一枚は10月の乙女高原で撮影したものだ。確かに写真に写る微光星の数も、乙女の方が多く見える。

M36~38のぎょしゃ座軍団やM46〜48のとも座軍団もため息ものだ。この辺りはいろんなBINOで楽しんできたが、20cmF7は焦点距離が1400mmあるので、同じ射出瞳でも対象が一回り大きく、双眼視の迫力が凄いのだ。散開星団を楽しむのに、このBINO以上の機材を探すのは難しいのでは?と、改めて鳥取に向かって合掌(^^)。

Astronomic社のHbetaを装着し、空高く登った馬頭星雲に向けて見る。M33の腕は見えなかったのに、あれほど苦労したのが嘘の様に、馬頭は視界のどこに居てもいつになくハッキリ見える。馬の形までは分からないが、Masuyama 32mm(1.9°, x44, 射出瞳4.6mm)で直線に広がるIC434にボコっと大きな穴が開いている。

今日の一番の収穫は、いっかくじゅう座のNGC2237〜2239バラ星雲。同じくAstronomic社OIIIで覗いてみてびっくり。視界いっぱいに広がる巨大な星雲にクッキリと大穴が空いていて、かなり詳細な所まで観察できて面白かった。以前使っていたチープなネビュラフィルターではこんなに見えなかった。

A Bi-Color widefield image of the Rosette Nebula (also known as NGC 2237 or Caldwell 49). The Rosette Nebula is a large, spherical (circular in appearance), H II region located near one end of a giant molecular cloud in the Monoceros region of the Milky Way Galaxy. The open cluster NGC 2244 (Caldwell 50) is closely associated with the nebulosity, the stars of the cluster having been formed from the nebula’s matter.
The cluster and nebula lie at a distance of some 5,000 light-years from Earth and measure roughly 50 light years in diameter. The radiation from the young stars excites the atoms in the nebula, causing them to emit radiation themselves producing the emission nebula we see
Gear:
William Optics Star 71mm f/4.9 Imaging APO Refractor.
Garmin SkySync GPS Accessory.
Orion Mini 50mm Guide Scope.
Orion StarShoot Autoguider.
Celestron AVX Mount.
QHYCCD PoleMaster.
Celestron StarSense.
Canon 60Da DSLR.
Aurora Flatfield Panel.
Astronomik CLS Light Pollution Filter.
Baader H-alpha 7nm Narrowband Filter.
Baader OIII 8.5nm Narrowband Filter.
Tech:
Guiding in Open PHD 2.6.2.
Image acquisition in Sequence Generator Pro.
Lights/Subs:
12 x 500 sec. ISO 3200 Ha FIT Files (Mapped to Red).
12 x 500 sec. ISO 3200 OIII FIT Files (Mapped to Blue).
Synth Green from Ha and OIII mix (Mapped to Green).
15 x 180 sec. ISO 3200 CLS FIT Files (Luminance extracted from RGB).
Calibration Frames:
40 x Bias
25 x Darks
15 x Flats
Pre-Processing and Linear workflow in PixInsight,
and finished in Photoshop.
Martin

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今日はもう一つ目的があった。リーズナブルだが良く見えると評判のマクストフカセグレン、SKYMAX127(旧名称 BKMAK127、以下Mak127と書く)を興味本位で入手してみた。こいつのBINO化を密かに検討しているのだ!(^^)

・有効径:127mm
・焦点距離:1,500mm
・口径比:F12
・本体重量:約3.3kg(ファインダー、アイピース除く)

口径12cmなのに焦点距離が1500mm。いろんな意味でここがメリットにもデメリットにもなる。

小さい!可愛い!(^^)

付属の天頂ミラーやアイピースは、驚くほどお粗末なプラスチック製品が付属している(^^)でもコントラストは低いが、一応ちゃんと見える。それらは箱にしまってEMS銀ミラーにニコンNAV-12.5HWで覗いてみると、高倍率を活かした月や惑星の見え方はなかなか見事だった。コスパ最高な事は自宅ベランダでテスト済みだが、Deep Galaxyはどうか?超お手軽な遠征BINOとして、果たして20cm F7の代わりとなり得るのか?じっくり比較して回った。

Mak127は元々31.7mmアイピース前提だが、松本さんのEMSを介すことにより、多くの2インチアイピースが蹴られる事なく使える。32mmでも周辺減光すら全く感じない。ただし、それより長いアイピースは対策が必要になる場合がある様だ。

Mak127用の2インチ・スリーブと、限界まで光路長を節約するEMSショートバレルも松本さんが速攻で制作して下さった。ありがとうございます!

ただEMSを装着すると鏡筒外部に光路が伸びて、理屈はよく知らないが(^^)オリジナルより焦点距離まで伸びる。実質F値が15ほどになってしまう様だ。僕の趣向としては、散開星団や天の川を流して楽しむには、射出瞳4.0前後の見え方が好みなのだが、マスヤマ32mmを使っても射出瞳2.1mmまで落ちてしまい、視界の暗さがマクストフの最大の懸念点だ。微光星が見えないと星団は少々寂しいかもしれない。

20cm F7はマスヤマ26mm(1.58°、x54、射出瞳3.7mm)、Mak127は同じ見かけ視界85°のマスヤマ32mm(1.43°, x59, 射出瞳2.1mm)をセット。これで両者ほぼ同視界となる。厳密に言えばMak127の方がやや視界が狭い。このことから、EMS-UMを合わせると焦点距離はオリジナルの1500mmから、恐らく既に1900mmほどに伸びている様だ。BINO化した場合はEMS-ULが必要で、さらに焦点距離は2000mm程度にはなりそうだ。

周辺像はMak127の圧勝。Masuyama32が最周辺までほぼ点像。考えてみれば倍のF値だ。光学系の百難を隠してくれる。アンドロメダやM42など、大きな星雲、星団、銀河もよく見える。ただし、射出瞳2.1は確かにちょっと暗い。視界の微光星の数は20cmが圧倒的なのは想定通りだが、20cm口径と比較しては可愛そうだ。40mm以上の長焦点アイピースを使えば、明るい視界も実現出来るはずだが、32mm以上のアイピースは広視界のものは少なくとも僕は知らない。M42を観察しても十分楽しめるが、分解能はもちろん12cm口径なりなのは仕方が無い。

細かい事を言えば、少し気になったのは、Mak127は大口径アクロマートよりもさらに星の色が見えにくい。色収差の無い機構ならもっと色とりどりが楽しめるのを期待していたのだが。二重星団の真ん中に目立つ赤い星があるのだが、赤がとても地味だ。こればかりは主鏡も副鏡もEMSと同じ銀ミラーにしないと解決出来ないかもしれない。

それと、木星やシリウスなど、明るい星を導入すると、視界の中で目の動きに合わせてゴーストが飛び回る。恐らく内部で乱反射が起きているのかもしれない。リゲルでも出る。気になり始めると、結構気になる。内部を無反射黒で再塗装するなり、無反射布を敷くなり対策が必要と思った。

射出瞳が低いためか、どんなに頑張ってもトラペジウムは4つしか見えない。シリウスBもあきらめた。リゲルの伴星もギリギリ。

まあ細かい事は色々あるが、他にもいろいろ比較して回った結論としては、5万円以下の鏡筒で、驚きの大健闘と言う他は無い。なにせこの価格とサイズだ。質量は10倍以上違う。まだ一本しか持っていないので両者、片目での比較だが、双眼にしたら相当満足度が高いのではなかろうか。

深宇宙に使う場合は、手持ちの最長焦点のMasuyama 32mmでも尚、APM120SD + イーソス13mm(1.97°、x51、射出瞳2.4)より暗い事を考えれば、やはり40〜56mmアイピースは必須だろう。

40mm以上のアイピースの候補を調べてみた。

テレビュー プルーセル55mm

最大径58mm。太さも完璧。安定のテレビュー。間違いないだろうが一番高い。そしてどこも既にほとんど在庫が無い。

Omegon 56mm スーパープロースル 2″ 52°

鏡筒径は64mmあり目幅が狭い方も見れる様に松本さんに掘削をお願いしなければならない。

 

Maxvision PL56mm 50° 21,797円

チャイナからの配送になるが、今のところ問題無いようだ。これも有力候補の長焦点アイピースだが、鏡筒径が65mm。あれ、こっちの方が安いが、大丈夫か?(笑)

北軽井沢観測所 ラベンデュラ40mm 42°

31.7mmでは40mmアイピースが利用可能だ。像質は素晴らしい事は確認済み(^^) でも今は在庫切れのようだ。

 

北軽井沢観測所 ラベンデュラ50mm 45°

2インチバージョンは50mm。これは覗いていないが、キタカルさんの作品だ。絶対良いに違いない。(^^) でもこれも品切れ?

 

Explore Scientific 62° LER eyepiece 40 mm, argon filled

不活性アルゴンガスの封入により、レンズ内部のくもりを防止し、防水性能もあるらしい。一番視野が広そうだが太さ70mm。これは双眼には使えないかも。52°の61.8mm径も同社のものが有力候補だ。

 

笠井トレーディング SV-50mm 48° 8800円

笠井さんのはだいぶ安い。なかなか前例が少ないため人柱になるしかないか(^^)

焦点距離を2000mmとして計算すると、射出瞳はそれぞれ、40mmアイピースで2.5mm、50mmで3.2mm、56mmで3.6mmとなる。

 


一通り比較テストを終えて、20cmF7を双眼に戻してみて改めてビックリ!のわあああと声を上げてしまった。屈折20cmとマクストフ12cmの違いよりも、単眼と双眼の違いの方が断然大きい。(^^)

Mak127 BINO計画のために、松本さんが開発して下さった汎用目幅スライダー。アリミゾ台座そのものがスライドするという、またもや奇想天外なアイディアで、これ以上は不可能であろう究極のシンプル機構を実現された。目幅の違う二名で交代で観望できる様に、目幅リミッターも付けて頂いた。この台座があれば、ほとんどどんな鏡筒を乗せても双眼望遠鏡になる。

世界があっと驚くイノベーションが鳥取のメガネ屋さんで静かに、そして次々に産まれている事に、世間はほとんど気づいていない様に思われる。(^^)

今までコスト的に双眼望遠鏡を躊躇していた方も、2本の望遠鏡プラス、EMS-ULペアと目幅スライド機構、全部合わせて総額30万円で素晴らしい双眼システムが組める夢の時代になった。迷わずMak127 Binoを松本さんに相談した方が幸せになれると思う。

でも、僕の場合はメインは太陽系外だ。美しい星夜を低倍広角で散策するなら、やはり素直に屈折鏡筒がベターとも思った。Askarから120APO、140APO、185APOがそれぞれ3枚玉で出るらしい。同じF7、2枚玉のAPM140、3.7インチフォーカサー仕様と重量も変わらず、圧倒的なコスパだ。これは魅力的だ、、、さて、どうするか。(^^)

もうすぐ朝を迎える。片付けを始める頃には、外気は-4°になっている。大したことはないだろうと、いい加減な防寒装備だったので結構寒くなってきた。

西臼塚駐車場の良いところは、星もいいが、朝の富士山が猛烈に美しい。前回は双眼鏡で富士を眺めたら星より凄かったので(笑)、朝までBINOも残して置く事にした。薄明ごろ軽く荷物を整理して、BINOはカバーだけかけて2時間クルマで仮眠した。

ちょっと寝すぎて、8時を過ぎると強い朝日に炙られて、薄化粧の富士全体が陽炎に包まれる。44倍(20cmF7 BINOの最低倍率)ともなると全てがユラユラ(^^)。明るくなり始めた瞬間が最も美しいに違いない。

それでもx44で覗くと流石にx8双眼鏡では見えないモノが見えてくる。富士山頂の建造物は葉山からでも見えるが、真っ白に雪を被った鳥居が見える。しかも傾いている?(^^)

20cm F7 BINOにiPhoneを押し当てて撮ってみた。

中腹の小屋の宝永山荘と書かれた文字も読める。そしてなんと、この季節に単独で登っている人が居る!!冬の富士はマジで命に関わる。危ないなあ。
彼の安全を祈念するより他は無い。

11時ごろまで景色を眺めたり写真を撮ったりして、今回はゆっくり出来た。なんだかとても充実した遠征で楽しかったが、暖房つけっぱなしでクルマで寝た時に空気が乾燥したのか、帰宅後に風邪をひいた。(^^)

Fujifilm GFX100SでMVを撮る!(動画作例)
Fujifilm GFX100S 動画作例4連発!

Leicaのススメ

ライカを買いたくない人は、読まない方がいいやつ

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Leicaオーナーになるということ

このブログに訪れて下さっている方の中には、まだLeicaを所有していないが、実際ライカってどうなの?と興味がある方も多いと思う。もしも今日、貴方は念願のLeicaを手に入れたとする。その日は恐らく、何ヶ月経っても、何年経ったとしても、貴方にとって忘れられない一日になるに違いない。

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Leica Mの機種別・メリットとデメリットまとめ

最初は誰しも「ライカ+自分」の実験段階から始まる。もう少し発展すると、次第に「自分+ライカ」つまり道具の恩恵にあやかりつつも、主体は人間である事を意識する様になるし、またそうあるべきだ。最後は「自分+カメラ」、もはやライカであるかどうかは重要では無い段階に、至らなければならないと僕は思っている。

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世界で最も愛されるカメラ(改定)

世界で最も投稿されているカメラをFlickrのカメラファインダーで見てみると、本日付けでダントツでiPhoneだ。2位がキャノン、3位ニコン、4位SAMSUNGのギャラクシー、5位のソニーと続く。フジは7位でライカは15位だった。

Leicaレンズの話

レンズ選びの参考になるかも

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今度はSummilux 50mm F1.4 を考え直してみる

ズミクロンを押した直後に恐縮だが^_^、先日のJLUGの集まりで先輩方のレンズを触らせて頂いた勢いで、久しぶりにズミルックス50を購入してしまった。初代と現行第4世代を経て、今回は第2世代を選んだ。そして悟った。やっぱズミルックス50はむちゃくちゃ面白い!

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ピーチ先生の構図の添削

ピーチ先生にichiroの構図のダメさをボコボコに指摘されまくるシリーズ。電子書籍も販売中(^^)

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ご報告:ピーチ先生の「構図の添削」が電子書籍になりました^_^

皆様、お元気ですか?実に5ヶ月ぶりに記事を書いてみている。この間、写真遊びを若干控え、ちょっと仕事なんかしていたが^_^、その中でもいろんな事があった。愛機のLeica S-Eに小さなCCDトラブルがあり、ドイツ行きになり3ヶ月間フジXで頑張っていた事、仕事の関係で久しぶりに渡米し、NYで少し写真を撮った事、そしてマッハ新書から、ピーチ先生の「構図の添削」を出版させて頂いた事だ。

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構図の添削3

JLUGで普段からお世話になっている小山 裕之さんが、ピーチ先生の構図の添削を受けてみたいと謙虚に仰って下さった^_^。3枚の素敵なお写真をお預かりしたので、御本人の許可を頂きこちらで一緒に考えてみたい。

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構図の添削2

前回のピーチ先生の構図の添削が思いのほか好評で^_^、むしろベテラン勢の面々が面白がって下さる様だ。敬愛する先輩諸氏から続編をやれと仰せつかったので、今日は一枚に絞って書いてみる。この一枚を改善するとしたら、貴方ならどう処理してOKとするだろうか。

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構図の添削

先日、構図改善大作戦でちょっと紹介したが、最近の僕の写真が現役デザイナーにどの様に指摘されたか、いくつか例題を出してみる^_^。まずは写真を貼って、その次に構図の添削付きを順番に並べるので、答えを見る前にどこを改善すべきか、是非貴方も僕の駄作を添削してみて欲しい。

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問題は、構図だ!

いつも注釈しているがこのブログはベテランの方を対象にしていない。不器用な素人の自虐ネタを赤裸々に書いているだけだが、それなのにたくさんのベテランの方から心温かいメッセージを頂き、謝りたい気分になる(笑)今日も、写真や絵画の専門教育を受けた事の無い、僕と同じくらいの平民の方々ための、構図を改善する初歩的な方法を思いついたので^_^、自分なりに書いてみる。

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日本のライカオヤジ

最近買った写真集。”One Mind’s Eye” Arnold Newman。これが、無茶苦茶良かった。ムッチャクチャ良かった!!ブレッソンが構図の「面白さ」としたら、ニューマンは構図の「カッコよさ」だと思う。よく見れば気が付くのではなく、見た瞬間に、ひと目でカッコイイのだ。

Leica M型の使い方

オーナーは教えてくれない、ライカは実は超カンタンな件

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現代デジタル・ライカで速射性を考える

クラシック・ライカの速射性は以前、アンリ・カルティエ・ブレッソンの「晴れた日はシャッタースピード1/125s、絞りf8、距離は10feet(5m)に固定」していた逸話から考察してみたが、露出計が内蔵されている現代のデジタル・ライカで、最も合理的な方法とは何かを考えてみた。

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カルティエ・ブレッソンの教えをM10でやってみる

いよいよ仕事が忙しくなってきたので、またこのブログに現実逃避することにする(笑)この秋に手放したHASSELBLAD 50周年記念 500C & Makro Planar CF 120mm F4 T*で撮った最後のフィルムの現像が上がって来た。現像に出そうと思いながら数ヶ月間、使用済みフィルムをバックに入れたまますっかり忘れて持ち歩いていたら、カビが生えてしまった(笑)。それだけM10が面白かったとも言える。汚らしいのでアンダーにして誤魔化す。

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ライカの内蔵露出計

「だってマニュアルだしなあ」とライカに興味はあっても使いこなす自信が持てない人のために、是非ここで紹介してみたいと思っていた。実は、ライカのマニュアル露出は「超」カンタンなのだ。ライカの優れた内蔵露出計がマニュアル操作性を著しく簡単に、便利にしてくれている。

写真に向き合う人のための登竜門

いろんな人からイイこと聞いたり実験したりしたのでシェア

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写真は「滅びの美学」

以前、友人が教えてくれた「貴方は何のために写真を撮るのか」の中に多くのヒントがあったのだが、それでも僕の足りない頭では未だモヤモヤしていた。ところがある日、美輪明宏さんの美しいお言葉の中に、僕の知りたかった答えの全てがあったので是非ここでご紹介したい。

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世界に羽ばたけ!LFI、Leica Meet(最終回)

何かのセレクションに入選したり、いいねを頂いたりするのはとても嬉しいし、光栄な事だ。しかしいいねを獲得する事自体が、写真を撮る目的になってはならないと僕は思っている。クライアントが喜ぶ作品が求められる商業写真家と違って、我々写真愛好家は、自分のためだけに写真を楽しんでいい特権がある。

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貴方は何のために写真を撮るのか

「何のために写真を撮るのか?」「何を撮りたいのか?」
貴方はこの問いに、なんと答えるだろうか。
今日は僕にとって、また写真愛好家にとってとても大事な事を教わったので、是非ともここで共有したい。

カメラ機種別・記事まとめ

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Sigma fpL

L1020739

Hasselblad X1D II

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Leica S

M9-P

Leica M9

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Leica M Typ240

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Leica M10

QS400 Test-002

道具編

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天体観測

Fujifilm GFX100SでMVを撮る!(動画作例)
Fujifilm GFX100S 動画作例4連発!