Summilux-M 1:1.4/50 ASPH.

M10の最大露出時間設定は正常か?(10/14追記)

「晴れ時々ジャズ、雨のちカメラ」の汎猫さんのM10のレビューを見て、あれ??となった。僕が実験する限り、1/焦点距離などの最大露出時間は、Leica Mデジタルは効果が無いという結論だったのだが、汎猫さんはこの機能を評価している。あれ?自分の使い方がおかしい?という事でもう一度実験してみた。 まずISO Autoにせずに、最低シャッタースピードを制限するオプションはLeicaには無い。ISO Autoの中にその項目は確かにある。これはM Typ240でも同じ。とりあえずSSもA、ISOもAにして、写真の様に最大ISO 3200、最大露出時間は60分の1秒に設定する。これで本来なら当然、60分の1秒を切らないはずだ。 たまたまノクトンf1.1が付いてたので、そのままだとISO3200も不要なので、F16まで絞る。 で、撮ってみる。。。 Leica M10 + Voigtländer 50mm f/1.1 Nokton (ƒ/16, 1.5s, ISO 3200) ©2017 Saw Ichiro. シャッタースピード1.5秒。。。 なんか使い方間違ってますか?(笑) 最大ISOはちゃんと効く。最大ISOを800にしてみると、シャッタースピードが平気で8秒とか行く。ノクトンは6bitコードが無いから、1/焦点距離が使えないのは分かるにしても、何のために具体的にSSを指定するのか。M typ240でも全く同じだった。 当時はM240だったが、新宿のMap cameraのライカスタッフを捕まえて、一時間くらいこの件を問いただして、2台M240を出してきてみんな集まってきてワイワイやったが、なんとなく分かった様な分からない様な、煮え切らない感じだった。少なくとも故障では無いという。仕様だそうだ。だから僕はこの機能は無いものとして、SSは固定で使う。それで特に問題は無い。 でも汎猫さん、教えて下さい、、、…

M10のWifiをテストする

Leica M10 + Leica Summilux-M 1:1.4/50 ASPH. (ƒ/16, 1/125, ISO 100) ©2017 Saw Ichiro. Leica M10をLeica M10で自撮り。ミラーに写るM10に向かって、M10のWifi機能を使ってiPadでシャッターを切った。Nissin Di700Aを2台、左右から当てている。 Vogue - beyonce フォトグラファー不明 こんなのや、、、 またまたVogue。誰? フォトグラファー不明 こんな写真を、実は僕はLeicaで撮ってみたいと思っている訳で、、、 こういうビッシビシの現代的な作品なら、Leica M10とASPH系レンズの組み合わせこそ、最高に面白いんじゃないかと思う訳で。 僕は持っていないが解像番長のApo Summicron的なレンズと合わせたら、もしかしたらHasselblad+Phase…

ライカ病

Leica M10 + Leica Summilux-M 1:1.4/50 ASPH. (ƒ/2.0, 1/2000, ISO 100) ©2017 Saw Ichiro. クリアで写実的な美しさを求めてM10を手に入れると、また油絵的なアート性を求めてM9が気になって仕方がない。中判カメラの様な立体感を求めてノクチルックスの作例を探し回り、最高峰の解像度を求めてアポズミクロン50のローンのシミュレーションする。気がつけば、毎日なんとなくライカの事を考え、ライカのヤフオクを見て、ライカの作例を眺めている。これを、ライカ病と呼ぶ。 これに抗う方法は一つしかない。しばらく、我慢する。 数ヶ月経つと、好奇心の矛先が少しそれる。我慢しているうちに、買う寸前まで行ったアポズミクロンを留まる事が出来たし、多分もう少し我慢するとノクチルックスに130万円投資する危険を回避する事が出来る。もちろん正気の沙汰では無いことくらいは分かってるが、ノクチにしか撮れない世界が、そこにはある。 Leica M10 + Leica Summilux-M 1:1.4/50 ASPH. (ƒ/1.4, 1/60, ISO 500) ©2017 Saw…

まだM10の色の問題に困ってる

Leica M10 + Leica Summilux-M 1:1.4/50 ASPH. (ƒ/1.4, 1/60, ISO 200) ©2017 Saw Ichiro. 子供と近所のお祭りに行ってきた。子供が金魚をすくってきた。 Leica M10のオリジナルのM10プロファイルの発色は非常に素晴らしいものがあるが、暗がりの人肌の発色だけは非常に苦手だ。というか致命的に破綻する。グレーカードでホワイトバランスをきちんと取っても、白を白くするグレーカードだけでは、夜のM10の黄色の暴走を抑える事はできない。 これはM10内のソフトの問題だろうが、ここまで人肌が破綻するカメラも珍しい。しかし決して人肌が破綻しないカメラというのは、もしかしたら同時に相当安全マージンを高めにとった、彩度が低めのカメラとも言えるかもしれない。とにかくM10のシンプソンズ・カラーは、ファームウェアでなんとかしてもらいたい。 ちなみに彼女が手に持っているのは、Thorsten von Overgaard氏推奨のホワイトバランスカード。以前は無かったはずだが、日本のアマゾンで取扱いがあった。海外からの取り寄せになるが、価格も適正で二週間ほどで届いた。クレジットカードサイズなので財布などで持ち歩けるし、カラーチェッカーより手軽だ。18%グレーでは無い所がポイント。   Leica M10 + Leica Summilux-M 1:1.4/50 ASPH. (ƒ/1.4,…

Leicaの色と、キャリブレーション・プロファイル

Leica M10 + Leica Summilux-M 1:1.4/50 ASPH. (ƒ/1.4, 1/30, ISO 400) ©2017 Saw Ichiro. プロでもなんでもない門外漢の僕が、カメラについて勝手に考察し、写真について公言するなどと言う事は誠に恥ずかしい行為であって、こんなブログは知人には決して知られたくない気持ちもあったりするが、しかしだからこそ、僕と同様にライカに迷い着いたばかりの人にとってちょっと面白い何かがあり得るかもしれないと、自分に言い聞かせたりする。 Leica M typ240のカメラ・キャリブレーション・プロファイル比較。デフォルトのAdobe StandardとEmbeddedの違い。 Adobe Standard Profile. Leica M typ 240 + Leica 35mm f/2…

サブスクリプションの勝手な未来予想図

映像の世界ではAdobe、音の世界ではAvidと、それぞれ代表的な企業がほとんど同時期にサブスクリプションに移行した。一種の流行りだ。プロ連中はそれがまさに生きる糧だから、サブスクリプションを受け入れる以外にない。しかし購買層ピラミッドの大多数を締める、アマチュア、ハイアマチュア、セミプロの人達は、本当にアプリを使うために半永久的な負債を承諾するだろうか。 サブスクリプションは、圧倒的にメーカー側にメリットがある。今までは、企業が提供する新機能に魅力があれば、ユーザーは買う。無ければ買わない。主導権は消費者にあった。しかし一度でもサブスクリプションの成約に成功した企業は、今後末永く、新モデルを買うか買わないか、その選択権をユーザーから奪う事が出来る。 僕の様な怠惰な人間は特に危ない。数年経って、写真の趣味もなんとなく飽きた頃には、恐らく僕は、毎月アドビに1000円払い続けている事などとっくに忘れたまま、ほとんどアプリを使ってもいないのに残りの人生の間中、カードから引き落とされ続ける事になる。そんな人が世界中に溢れる。 この世の常として、収入が安定すると人は堕落する。サブスクリプションで経済的な成功を収めた企業が、最初の数年はともかく、今後も今までと同じ勢いでイノベーションを開発し続けるとは、僕は思っていない。 現にLightroom6からCCに移行させるために、アドビはほんの小さな機能を一つ追加しただけで、あとはまるっきり同じアプリだ。すでに企業は最初から、ユーザーにメリットを提供する事よりも、サブスクリプションを契約させる事の方が先行してしまっている。 サブスクリプションで無くても、一度世界的に成功を収めたディベロッパーの上層部が、すっかり創業時のモチベーションを失い、機材の中身がどんどんコストダウンされ粗悪化されて行くのを、僕は音の世界で目の当たりにしてきた。社長は今では南の島でワインを楽しんで暮らしている話まで知っていたりする。 Leica M10 + Leica Summilux-M 1:1.4/50 ASPH. (ƒ/8, 0.5s, ISO 100) ©2017 Saw Ichiro. 一方、Appleコンピューターは新機種が出ると、過去のOSを排除する。OSが新しくリリースされると、過去のアプリは動作保証されないから、サブスクリプションを拒絶した過半数のユーザー達は、今のOSから次に進む事が出来ない。新OSへの移行が出来ないから、新しいMacを買う事が出来ない。 携帯電話のキャリアは、似たようなサブスクリプション・ビジネスで巨万の富を築いたが、スマートフォンは人々にとって非常に大きなイノベーションだった。だから受け入れられた。しかしコンピューター、アプリの世界では、それほどのインパクトがあるだろうか。 CPUのスペック的にも、アプリケーションがもたらすイノベーション的にも、現代は既に飽和状態にある。現状のコンピューターでほとんどのユーザーは事足りる。だから新しいMacを買う事は、もはや「マスト」では無い時代になってきた。今後ますますそうなる。 結果、サブスクリプション・ビジネスは、アップルの経営まで脅かすのではないか。そしてサブスクリプションを採用した企業はことごとく堕落し、もはや国際競争力を失うのではないか。代わりの若手の第三者の新星アプリなども出現するだろう。そんなスパイラルがふと、僕の頭をよぎるのだ。アドビの様な大企業は、そんな事にはならないと信じたいが。。。

Adobe Lightroom 6かCCか?

Leica M10 + Leica Summilux-M 1:1.4/50 ASPH. (ƒ/1.4, 1/2000, ISO 100) ©2017 Saw Ichiro. Lightroom5.7は、Leica M10のRawファイルの取扱いに不具合があったので、僕はサブスクリプション・バージョンのAdobe CCでは無く、スタンドアローンのLightroom6を購入した。M10にはLightroom CCの3ヶ月無料優待が付いているが、Lightroom CCは、僕にとって導入しがたい問題があった。 CCは二台のPCにインストール出来るので、デザイナー用のMacにPhotoshop等も必要なのでCCで良いかと思っていたのだが、2台同時起動が出来ない事が分かった。彼がアドビを立ち上げている間、僕は写真で遊べない。まあそれは理解出来る。しかしもっと問題なのは、Wi-Fi環境下でないとLightroomを起動出来ないのだ!(常にオンラインでなくても良いそうです。) 僕の場合は写真は100%Macbook Proを使っており、旅行先や撮影現場でその場で取り込んで詳細を確認する事があるので、いちいちWi-Fiが必要なアプリは論外なのだ。 しかしLightroom6スタンドアローン版の入手は2017年9月現在で既に困難になっている。アドビは全ユーザーをサブスクリプションに移行させようと必死だ。スタンドアローン版がとても見つかりにくくなっている。4月かそこらに店頭在庫がなくなり次第、Lightroom6は販売終了するアナウンスがあったそうだが、今はまだAmazonでダウンロードバージョンを取り扱っていた。 15,708円。いつまで販売が続くとも限らないから、慌てて購入した。1年4ヶ月以上Leica M10を使い続けるなら、こっちの方がお得だ。Leica Mの新機種はだいたい4年スパンで出るとして、M10の画質が既に究極的な事を考慮し2世代めまで買い換えないと仮定すると、8年。M10を8年間使い続けるとすれば、その間は機能的に既に十分なLightroomの買い替えも発生しないし、恐らくM10のファームウェア・アップデートがあったとしても、Lightroomの互換性まで影響する可能性は低い。8年間サブスクリプションを払い続けると、94,080円。M10導入検討中でLightroomバージョンが5以下の人は、今のうちに6だけ買っておいても良いかもしれない。 Leica M10 + Leica…

ライカM10は極上だった

Leica M10 + Leica Summilux-M 1:1.4/50 ASPH. (ƒ/8.0, 1/125, ISO 100) ©2017 Saw Ichiro. 僕は自分をアーティストだと思っていない。そうありたいという願望はあるが、Leicaがどうとかレンズがどうとか言ってるうちはダメだろう。 わ、凄い解像度!とか色味が美しい!とかカメラから出てくる絵に喜んでいるうちは、カメラの性能を楽しんでいる実験の領域だ。道具が手足となり、空気の様にカメラの存在を意識しなくなった時が、ようやくスタートラインではないかと思う。僕は昔から不器用で遠回りするタチだ。まあ気長にやろう。 かと言って道具はやはり、使い手自身を成長させてくれる。少なくとも、使い手の意識レベルに大きく影響する経験は、僕は今まで何度もある。 アルファロメオ・オーナーは納車された日から突然「アルフィスタ」になる。最初は照れや気負いがあっても、ピッカピカの真っ赤なクルマに一年も乗り降りするうちに、実に不思議なことに、着るものや考え方、時に立ち居姿まで、知らず知らずに少しづつ、それに見合う人になっていく。BMWやメルセデスも同様に、人間の方を変えてしまうほどに、モノ自体が「哲学」という強いオーラをまとっている。 ライカにもそんなオーラがある。僕に「写真」について真剣に考えさせてくれたのは、Leicaそのものだった。 元々僕は他人の作品にほとんど興味が無かったし、過去の偉大な先人から真摯に学ぶ気持ちすら起きない、怠惰な人間だった。しかし道具をじっくり眺めて、じっくり触って、考える。そんな時間が長いほど、カメラについて、写真についての思考が少しづつ深まっていく。 M10のRawとjpgを比較 今日はNissinストロボを使ってM10のRawとjpgを比較してみた。アマゾンから届いた中国製の安いソフトボックスを使用。ストロボはDi700Aを1灯のみ、面倒なので反射板も無し。ホワイトバランスは「フラッシュ」。 Leica M10 + Leica Summilux-M 1:1.4/50 ASPH. (ƒ/8.0,…

ライカ M10の色

Leica M10 + Leica Summilux-M 1:1.4/50 ASPH. (ƒ/1.4, 1/250, ISO 100) ©2017 Saw Ichiro. 少しづつ、日常の中でシャッターを押していて、だんだん色々な事が分かってくる。オートホワイトバランスが良くなったのだろう、特に背面液晶で見ると、時々はっとする様な色味の美しさを感じる。しかしRAWをライトルームに取り込んでみると、M10液晶で見た時ほどの感動が薄い。液晶はM10が一時的に生成したjpgを表示しているのだが(多分)、RAWはそれとちょっと色が違うのだ。 Leica M10 + Leica Summilux-M 1:1.4/50 ASPH. (ƒ/1.4, 1/250, ISO 100) ©2017 Saw Ichiro. 特に人肌はjpgの方が自然で、RAWは暖色系に転びすぎる傾向にある様だ。M…

Leica M10で夜景を撮る

Leica M10 + Leica Summaron-M 1:3.5/35 (ƒ/3.5, 4sec, ISO 100) ©2017 Saw Ichiro. 仕事の合間(もしくは仕事中)に、何かと言い訳しながら写真を撮ってはいるものの、ちゃんと何かを撮りたい欲求が抑えられなくなり、疲れていたが東京湾のレインボーブリッジ遊歩道に寄り道した。 芝浦側から入ったのだが、遊歩道入口を探して結構迷った。随分昔に一回歩いた事があったが、もう何も覚えていない。ようやく見つけた時にはもう8時を回っていて、あと一時間で閉鎖だ。 入り口近辺は、麻薬取引でも行われていそうな、人っ子一人居ない殺風景な場所だった。 Leica M10 + Leica Summaron-M 1:3.5/35 (ƒ/3.5, 1/45, ISO 3200) ©2017 Saw Ichiro. 僕は普段は50mmしか使わない。35mmだと、フレーム内の情報量が多すぎると感じてしまうのだ。でも屋内だったり、こういう場面でごくたまに使いたくなる。古いSummaron…