遂に登場したLeica M11。少しづつ情報をバラしながら、メディアを上手に使った事前のもったいぶり方に、フェイスブック・グループも正にライカの思惑通りの大騒ぎだった(^^)メンバー総出のビデオの作り込み様といい、ちょっとこれまでとは気合いの入り方が違うし、恐らく相当自信があるのだろう。Leica社が命運を賭けた大勝負に出てきた感がある。
国内販売価格は¥1,188,000 (税込)で、M型として過去最高額。今もLeicaだけ休まずどんどん値上がり中。(^^)トピックはいろいろあるがなんと言っても筐体が真鍮からアルミ製となり、シルバークローム:約640gに対し、ブラックペイント・モデルが約530gとM9(580g)を切る重量で出して来た事が、個人的には涙の滝だ。ドイツ人は重さの感性が鈍いのか?とか馬鹿にしてみたり、M5より重いカメラを首から下げたくないから軽くしてくれと散々要望を投げ続けてきたが、きっちりユーザーの声に答えてくれた。ライカ様、ありがとう!♡
でも僕は、M11は買わない(買えない)けどねw。今のところFujifilm GFX100Sで僕は120%満足してるし、最近は動画を頼んでもらえる様になり、動画が撮れないカメラに興味が薄れてしまっている事もある。それに、まだ記事にしてないが別ジャンルでまた思い切り散財したばかりだ(^^)。そのうち書きます。少なくともM11Pを待ちたい。
なぜだか巨大な物体(口径20cmツイン)が現在、我が家のリビングに鎮座しており、家族からブーイングの嵐だ。
画素数をユーザーが選択出来る様に出来たらいいのにとか、僕が切望してきたトピックが満載で、確かにM11は理想的な一台と思う。もし今後Mを買うなら僕ならM11一択だ。いや、僕の様なへそ曲がりは今あえてM Typ240に行く方が面白いか?
底が蓋じゃなくなった事も賛否ある様だが、ライカMはフィールドで使い倒すカメラだ。フィルムの旧型に似せたギミックより、そもそも野外でのバッテリー交換が格段にしやすいし、フタ裏ギリギリまでバッテリーを増大出来るメリットを取る実用優先主義に大賛成だ。USB接続充電も便利と思った。
実際の写りは、どうなのだろう。作例は気をつけて見ているが、WEBで拝見する限り違いは良く分からない?今後のユーザーさん達の作例が楽しみだ。Leicaの場合は、カラープロファイルをLightroomやCapture Oneに依存し続ける事に変わりはなく、色が濃いとか薄いとか一切を、結局プロファイルに振り回される事になるのはLeicaの弱点でもあり、宿命だ。逆に言えば撮り手のアイデンティティを主張するチャンスにもなり得るが。その点、Capture Oneと完璧な連携を取れているFuji GFXシリーズのアドバンテージは特筆に値する。
華々しくデビューしたM11だが、問題点もいくつか報告されている。
実際にM11を既に手にした先輩方によると、新しいビゾフレックス2(10万円もするEVF)は、WEBにはどこにも書いていないが現段階ではなんとM11で使えず、ファームアップ待ちらしいので、EVF派は注意が必要だ。(嘘でした。ちゃんと使えるそうです。失礼致しました汗)M11ボディの塗装も今までよりも黒が浅い(グレーに近い)との事で、好みが分かれる所だろう。
それと電源ONから、或いはスリープからの起動速度が、M10よりも逆に遅くなった様だ。これはスナップ・シューターにとって問題だろう。シャッター音も一旦静音化されたM10Pより、逆に音が大きくなった様だ。これらのいくつかは、M11Pの付加価値のカードとして使ってくるかもしれない。
よし、当面はこれをM11Pまで買わない口実に使おう!羨ましいけど。(^^)
(2022年1月30日追記)
Japan Leica User GroupのM11ユーザーさんから下記の様にご指摘頂きました。ありがとうございます!
「私は、M240からのステップアップで、M10系との比較ができないので、起動速度もシャッター音も何も不満がありません。軽量化もすごく良いです。若干 軽々しいという感じがしないでもないですが、起動すれば、シャッターが開いているので、LCDでも常に快適に撮影が出来ます。」
おかげで買わない口実がなくなってしまった(笑)いいなあ、、、