CARL ZEISS JENA DDR MC FLEKTOGON 35mm / f2.4

M Typ240とSummaron 35mm/f3.5

M10購入のために手放してしまったM Typ240。シルバークロームも非常に美しかった。M10を手に入れてようやく、今なら両者を客観視出来るが、MにはMでしか撮れない質感があった。 どちらが上とかも言いにくく、如何ともしがたい魅力が両者ともにある。普通はデジタル製品の場合、新機種が出たら過去の製品はほとんど無価値になってしまうが、ライカは一概にそうとも言えない所が悩ましい。そしてMとズマロンとの組み合わせは、何を撮っても勝手にカッコよくしてくれる、魔法?の組み合わせだった。 ちなみに上の写真はハッセルブラッドで撮った。 Leica M typ 240 + Leica Summaron 35mm/f3.5 (ƒ/3.5, 1/60, ISO 1600) ©2017 Saw Ichiro. 高性能な35mmを求めたら普通はSummilux 35mm ASPH.あたりに行き着くはずだが、50mmがメインで、35mmは時々しか使わない僕の様な人種には、ズマロン35mmは理想的なレンズだ。なにせ小さくて軽いから、いつでもバックに放り込んでおける。見た目もビンテージ感満載でカッコイイし、絵も最高だし、何より安い。確か僕は4万くらいで素晴らしい状態のモノをヤフオクで落札した。 ライカ入門として35mmを勧める人が多いが、それはある意味理にかなっている。50mmよりも被写界深度が圧倒的に深く、適当に合わせてもピントを外しにくいからだ。特にズマロンF3.5は顕著で、かなりルーズに撮りまくれるので、たまに使うとなんて楽なんだろうと思う。5m辺りにピンを置いておけば、むしろほとんどの場面でピント合わせは必要無いくらいだ。 僕にとって35mmは主に室内用だから、F3.5というのは暗い室内での用途としては矛盾しているとも言える。M10なら高感度耐性が高いので問題無いが、F2.8ズマロンも存在するので、本当に室内メインの人はそっちの方が無難かもしれない。まあ高感度ノイズもズマロンの絵を引き立ててくれるので、僕は全然気にしない。F3.5モデルとF2.8モデルの写りの違いは、僕は比較した事が無いので分からない。 前回の記事でズマロンの味と書いておきながら、全然そういう雰囲気の写真では無かったので、以前Mで撮ったものをいくつか紹介します。あるスタジオの写真撮影とウェブ制作を頼まれた時に撮ったものだが、現代のレンズではこうならない。M Typ240でなくても、また違うものになっていたに違いない。M10でズマロンを使うとどうなるのかは、もう少し研究が必要だ。 Leica M typ 240…