ちょっとエロい写真撮っていい?と聞いたら「いいよ〜」と言われた(^^) Leica M10 + Leica Summilux-M 1:1.4/50 ASPH. (ƒ/1.4, 1/2000, ISO 100) ©2017 Saw Ichiro.
Lightroom5.7は、Leica M10のRawファイルの取扱いに不具合があったので、僕はサブスクリプション・バージョンのAdobe CCでは無く、スタンドアローンのLightroom6を購入した。M10にはLightroom CCの3ヶ月無料優待が付いているが、Lightroom CCは、僕にとって導入しがたい問題があった。
CCは二台のPCにインストール出来るので、デザイナー用のMacにPhotoshop等も必要なのでCCで良いかと思っていたのだが、2台同時起動が出来ない事が分かった。彼がアドビを立ち上げている間、僕は写真で遊べない。まあそれは理解出来る。しかしもっと問題なのは、Wi-Fi環境下でないとLightroomを起動出来ないのだ!(常にオンラインでなくても良いそうです。)
僕の場合は写真は100%Macbook Proを使っており、旅行先や撮影現場でその場で取り込んで詳細を確認する事があるので、いちいちWi-Fiが必要なアプリは論外なのだ。
しかしLightroom6スタンドアローン版の入手は2017年9月現在で既に困難になっている。アドビは全ユーザーをサブスクリプションに移行させようと必死だ。スタンドアローン版がとても見つかりにくくなっている。4月かそこらに店頭在庫がなくなり次第、Lightroom6は販売終了するアナウンスがあったそうだが、今はまだAmazonでダウンロードバージョンを取り扱っていた。
15,708円。いつまで販売が続くとも限らないから、慌てて購入した。1年4ヶ月以上Leica M10を使い続けるなら、こっちの方がお得だ。Leica Mの新機種はだいたい4年スパンで出るとして、M10の画質が既に究極的な事を考慮し2世代めまで買い換えないと仮定すると、8年。M10を8年間使い続けるとすれば、その間は機能的に既に十分なLightroomの買い替えも発生しないし、恐らくM10のファームウェア・アップデートがあったとしても、Lightroomの互換性まで影響する可能性は低い。8年間サブスクリプションを払い続けると、94,080円。M10導入検討中でLightroomバージョンが5以下の人は、今のうちに6だけ買っておいても良いかもしれない。
Leica M10 + Leica Summilux-M 1:1.4/50 ASPH. (ƒ/1.4, 1/60, ISO 200) ©2017 Saw Ichiro.
もはやLightroomはフォトグラファーにとって無くてはならないツールだ。しかし個人的には例え月980円の様な少額でも、このような半永久的な負債を抱える事に不快感を覚える。M11やM12が出る頃には、恐らくLightroom 6では対応しないはずなので、その時は観念してサブスクリプション版を買わざるをえないだろう。となるともしかしたら僕は、M10以降のモデルにも浮気せず、本当にM10こそ生涯の相棒になるかもしれない。(早速 Leica TL2が気になって仕方無いが。)
Lightroom6になって、M10を使う上で5では不完全だった点が解消された様だ。具体的にはM10用のAdobe Standardプロファイルが利用出来る様になったのと、Colorchecker PassportでM10で撮ったプロファイルを作成すると、色が無茶苦茶におかしくなってしまう問題が解消された。RAW取り込みの際にLightroomが落ちる不具合も、今のところ起きていない。