パワーメイトx2、x4セットと、比較のために置いた31.7mmアメリカンサイズアイピース。パワーメイトは重くてデカイ。
専用に改造したイーソス13と共に、愛機APM120SDは大先輩のベテランの元に旅立った。短い間だったが素敵な思い出を沢山残してくれた。今までありがとう!この大きさと手軽さで、本当に良く見える理想的なBINOだった。これからも先輩と観望をご一緒すればまた会えるし、自分で双眼望遠鏡2台運ばなくても、遠征先で両方楽しめちゃう(^^)
APM120SDの勇姿!まだピカピカ(^^)
と言う訳で、僕の主力アイピースが無くなり、メインが広角のMasuyama 32mmだけになってしまった。射出瞳径1mm〜2mm程度で背景がほどよく暗く締まる13mm前後のアイピースは何かはやはり必要だが、また同じアイピースを買い直すのも面白くない。
そこで僕の次の作戦は、テレビュー・パワーメイトx2、x4でマスヤマ32mmを16mm、8mmアイピースとして応用する事を考えた。
テレセントリック・バローレンズの素晴らしさはExplore Scientificのエクステンダーで良く分かっているし、マスヤマのレンズ構成枚数も3群5枚と少ない。見掛視界も85°ある上、アイレリーフも20mmもあり、実はとても見やすい16mmになるでは無いか?ならば2インチアイピースで使えるパワーメイトしかない!という仮説の元、またいつもの様に見切り発車だ。(^^) 何事も、やってみなければ分からない。
もうちょっと詳しく見てみると、パワーメイトのレンズ構成は2群4枚。マスヤマのレンズ構成と合わせて合計5群9枚だ。対してイーソス13mmはレンズ構成は公開されていないが、参考までにNIKON NAV-12.5HWは7群10枚/8郡12枚(EiC-H10付)と比べれば、少しだけマスヤマ+パワーメイトが抜けの良さで優位か?大して変わらないかな。シャープネスを求めるならNikon NAVシリーズ、暗い対象の限界に挑戦するならマスヤマ+パワーメイトという事前のイメージだ。
発注先は、またいつものEMSの松本さん(^^)。たまたまパワーメイトx2、x4の両方とも左右ペアで新品同様品を死蔵していると仰る。なんという幸運!二つ返事で両方とも即決させて頂いた。Kyoeiでポチる前に真っ先に松本さんに相談してよかった(^^)
ちなみにパワーメイトは1本定価6万と高価で、テレビュー社はカメラ業界で言うLeica的な存在だ。モノは良いが何でも高い。まともに買えばバローレンズ4本で24万円とは、なかなかの鼻血モノだ。イーソス2本でも同じくらいの出費になる。
実は昔、笠井トレーディングさんの安価な2インチバローを購入した事があり、その時は申し訳ないが残念な見え方で、実験しただけで結局一度も使わなかった。でもそんなモノと諦めていた。人様の商売を妨害するつもりは無いのだが、後輩に同じ悲しい思いをさせる方がもっと辛い。鼻血だがこんな離れ業が成立し得るのは、テレビュー社あっての事なのだ。
パワーメイト作戦の欠点として、バローレンズの上にアイピースを2段重ねするため接眼部の背が高くなり過ぎて、望遠鏡の天側に重量が偏る事は最初から想定していた。ただ実際装着してみると、想定よりもっと長い(笑)トーテムポール。
しかもパワーメイトあり、なしで微妙に焦点距離が移動して、乗せ替える度にフォーカスを再調整する面倒が発生する。
早速、神に相談した所(もちろん松本さんw)一瞬にしてパワーメイトの短縮と、高さ調整リングによる同焦点化を実現して下さった!これでいとも簡単にマスヤマ単体、x2、x4とフォーカスリングを一切触る事なく倍率変更出来る様になった。ああ、この方はまさしく神!!涙(ちなみに上の写真は短縮後。)
しかしそれにしても、あと少しなんだからテレビューももうちょっと考えてくれれば、いちいち神にご迷惑をおかけせずに済むのに。(^^)
右オリジナル。左、松本さん仕様。この短縮は見た目より破壊力が大きい。特にx2の方は特殊な加工が必要との事だった。2xの場合は逆にパワーメイトを入れると焦点が近くなるため、マスヤマ32単体で使用する時に3mmのスペーサーリングを挟んで使用する事で同焦点化を実現した。
4xの方は少なくともマスヤマ32では、この高さでドンピシャに焦点が一致する。先にパワーメイト付きの高倍率の方でピントを合わせておけば、パワーメイトを入れようが外そうが一晩中フォーカスノブに触る事が無い。うーん、毎度の事ながら完璧過ぎる!ありがとうございます!
マスヤマ32を16mmとして観望してみた感想だが、うん、まあまあ。(笑)まだ明確な事は言えないが、特にx4の高倍率になると思ったほどアイレリーフ20mmが見やすくない。アイレリーフが長すぎて、アイポイントを浮かせたまま顔の位置をキープする必要があり、かえってブラックアウトしやすいと感じた。慣れれば全然OKかも。x2の方は十分実用で、何かと比べた訳では無いが、像質も何も不満は無い。が、別に特筆すべきモノも無いかもしれない。
今までは13mm(107.7倍、射出瞳径1.9mm)で見ていた対象を16mm相当(87.5倍、射出瞳径2.3)で検証しているので、実視野はほとんど変わらないが倍率もコントラストも明らかに不利な条件だ。単に見た目上やや迫力に欠けるというだけかもしれない。チャンスがあればイーソスとサイドバイサイドで見比べてみたい。
仕方ないので今度はマスヤマ26mmも注文してみた。(アイレリーフ16mm)これならアイピースに目と鼻を密着、固定出来るので、裸眼ユーザーならかえって見やすい可能性がある。まだ届いていないが、パワーメイト作戦ではこれで13mm、6.5mmを得られる事になる。さてどうなるか。
サッポロビールが輝いている(^^)
人間が何かを「見る」時は、意外なほど狭い範囲を凝視している。その意味では広視界アイピースは無駄な様にも思えるのだが、無意識下でも「見えている」範囲は180°近かったりして、昔、北辰一刀流の道場に通っていた頃は、目の端まで意識しながら敵に相対する訓練を散々やった(^^)
見掛視界85°のマスヤマ32mmの視界は、広角としては十分広々していて快適だが16mmで使う場合、狭いとは感じ無いもののイーソス100°で感動的だった宇宙船の窓から覗いている様な、まるで宇宙に落っこちてしまうほどの臨場感は、ちょっと薄いかもしれない。
見えている端から端まで全てが宇宙というスペシャルな体験は、双眼+見掛視界100°の真骨頂だった事も再認識した。
マスヤマ26mmでイマイチだったらどうしよう。そういえばイーソスはアイピースの外径が太すぎて、目幅が足りずに未だに子供が両目で楽しめていない事を思い出した。イーソス13の最大径は62.5mm。つまり目幅がそれ以下の小顔の人はどう頑張っても双眼視は不可能という事になる。対してNIKON NAV-12.5HWは、ゴムローレットを外した金属鏡筒外径が61mm(デフォルトは64mm)と微妙。
イーソス10mmなら54.8mmで誰でも快適に見れるはずだが、そもそもEMSの標準ハウジングの外径=59mmなのでそれ以下は意味無い。(EMSの最小目幅は最初から57mmまで縮小可能に設計してあると、松本さんからクレームを頂いた(^^))マスヤマの最大径は59.2mmとEMSの双眼視にピッタリだ。やはり当面はパワーメイト作戦で行ってみるか。
この日は南会津のフィールドイン楓林舎さんに初めてお邪魔したのだが、残念ながらほんの僅かに月を眺められただけで全天曇ってしまった。その代わりゆっくり仲間と宴会出来たが(^^)
あれから何度か先輩方と観望をご一緒したり、先日は一人で久々に足を伸ばした。
ほとんどの時間帯で雲に覆われっぱなしの予報なのは分かっていたが、駄目なら山の冷たい空気と静寂に身を置くだけでも清められる気がするし、山は時々奇跡が起きる。という事で長野県、美ヶ原に強行遠征した。
何年ぶりかに訪れた美ヶ原はやはり日本屈指の絶景で、昔から大好きなスポットだ。案の定、時折雲間からもの凄い空が見え隠れしている。流石に山梨県の乙女高原より1ランク、いや2ランク空が暗くコントラストが高い。標高2000mあるのも効いているかもしれない。が、風が強い。終始強めの風が止まらない。
iPhone13 miniで撮影。13Proでも無い所が写真のやる気の無さが現れているw。広角はiPhoneでいいや(^^)
僕は山本小屋の駐車場の隅っこで望遠鏡を組み立てさせて頂いたが、すぐ近くの美ヶ原の道の駅は、道の駅としてはなんと標高日本一の1970m。
ちなみに車で行くことのできる日本一高い峠を調べてみると、いつもお世話になっている乙女高原からさらに登った大弛峠(おおだるみとうげ)で、標高2365mという事だった。首都圏が近いのが難点だが、1500mの金峰山荘に対してさらに澄んだ空を拝めるかもしれない。
国道の標高最高地点としては2172mの渋峠(しぶとうげ)で、群馬県と長野県の県境だそうだ。麦草峠公共駐車場も、標高2119mあり十分魅力的だ。これら1500m超えスポットは、いずれも冬季閉鎖となる。
100m標高が上がるごとに0.6度気温が下がるので、これらのスポットは葉山の海辺より12度も低い事になる。
さらに気になって富士山五合目の標高を調べてみると、吉田口が2300m、富士宮口2400m、須走口2000m、御殿場口1450mだった。あれ、富士宮口が一番高くね?(^^)
さらにちなみに、国内最高峰に位置するキャンプ場はしらびそ高原山岳オートキャンプ場で、標高1918mある。長野県飯田市なのでちょっと関東からはアクセスが遠い。その次が恐らく長野県伊那市の鹿嶺高原キャンプ場で、1800mということだ。
でもこれらの多くは山の稜線に位置していて、そうなるとどうしても風が強くなりがちかもしれない。特に40倍〜200倍とか倍率をかける望遠鏡の場合は、ちょっとの風でも視界は大地震だ。タープなどで四方を囲ったり、何かしらの対策も検討してみる。
今回は一般の駐車場なのでタープ等は厳禁だ。少しでも視界の揺れを軽減するために、今日は鏡筒筒を外して裸で行くことした。視界にレンズの外側まで見えてしまうが、ここの空は暗いので全然問題を感じない。
さらに今日は雲が多く、待ちの時間が主体になるので、手動ではなく架台に導入を全部任せる自動導入モードで挑んだ。一度導入すれば雲に対象が隠れている間もずっと追尾し続けてくれているので、雲が晴れた束の間を逃さない。
TTS-160 Panther自動導入架台はGPSを装備していないので、正しく自動導入するために今居る場所の正確な緯度と経度を入力してあげる必要がある。
これがiPhoneで調べると眩しいし、そもそも山の上では電波も繋がらなかったりして意外と役に立たない。なのでGarminのGPSウォッチなるものを試してみた。太陽光充電で無限に使えるらしいし、月の満ち欠けや標高も分かって便利だ。天体の用途には完璧だった。星屋さんにオススメ。
天頂付近の雲が開けて白鳥が見えたので、お決まりのM57リング星雲、M27亜鈴状星雲からスタート。
前回の乙女高原で大先輩の口径60cmのドブソニアンで見せて頂いたリング星雲は、まるで蛍光管かと思われるほど見事にリングが光っていたが、そこまでとは言わないが、ここの空では20cmツインでもあの感じを彷彿とさせる。
右の巨大な大砲が60cmドブ。でも重量は我が20cmF7BINOより軽い! 手前の黒の15cm BINOが、ちょっと前まではアマチュアが持てる双眼の最大サイズという認識だったが、並べると小型に見える(^^) 実に手軽で使い勝手が良さそうだ。
途中、周囲が霧に包まれ久しぶりにレンズが曇った。流石に霧の場合は、放射冷却云々も無力の様で、金膜もろとも盛大に濡れてしまった。何ヶ月かぶりにヒーターを装着したところ、数十分ですっかり曇りが取れた。携帯しておいてよかった。
射手座周辺の雲が抜けたチャンスにすかさずM8干潟星雲。僕はこの付近の天体にはどういう訳か今までほとんどご縁が無く、今日はまたとない好機だ。M8はマスヤマ32mm、44倍で十分に大きく、視界いっぱいに広がっている。暗黒帯がガスをクッキリと左右に分断していて迫力がある。UHCフィルターを装着してみると、思った以上にガスが外側まで大きく広がっている様子が楽しめた。
M8。NOIRLabさんから拝借。
毎度、注釈を書かなければならないのが面倒だが(^^)、眼視の場合、自分で見て楽しんでいるだけなので後からブログでお見せ出来る様な成果が何も無い。(笑)仕方なく他所様から素敵な写真を拝借して来るのだが、眼視ではこんな長時間露光による美しい色付きで見る事は出来ない。白黒の世界。眼視はこれとはまた違った良さがある。
一方、お隣のM20三裂星雲はだいぶ小さく、44倍では面白くない。ちょっと霧がかってきて三裂に分断する暗黒帯もよく見えない。Powermate x2の87倍をかけてみたが、空のコンディションが回復しない。時間も限られているので次に進む事にした。
少し進むと、目を疑うほど異様な形をしたM17オメガ星雲(白鳥星雲)が視界に飛び込んできた。M17も一応僕も何度か見たことがあるはずだが、今までは形に驚けるほど明確に見えなかった。UHCフィルターをかけた20cmツインは、ちょっと今まで使っていたBINOと一線を画す。中心の光っている部分が直線に見える。
M17。NOIRLabさんから拝借。
M17は南半球ではロブスター星雲と呼ぶらしい。納得。射手座周辺は見事な星雲のオンパレードで実に面白い。次はわし星雲の「創造の柱」で有名なM16だ!と意気込んで雲が開けるのを待っていた時に、ふと気がついた。
美ヶ原は、小さな町や周囲の山を飲み込む雲海を見下ろす様な位置にある。南が思い切り開けていて、フォーマルハウトが高々と輝いている、、、と、いうことはNGC7293 らせん星雲、通称「神の目」を見る絶好のチャンスだ!
神の目。NOIRLabさんから拝借。
神の目は満月の半分ほどの大きさがあるが、そもそも肉眼で見るには暗い対象だ。しかも薄雲がかかっているせいで、見え方がスッキリしない。それでもマスヤマ32mmで44倍。UHCフィルター越しに、濃厚な「目」がハッキリとこちらを見ている。が、中心の瞳の黒さがよく分からない。もうちょっと倍率を上げてみるが、またすぐに雲に覆われてしまい、Powermate x2の87倍で堪能する事が出来ない。写真でも撮りつつ、ビール飲みつつ午前2時からひたすらボケーと待ち。
NASA、カッシーニより。
すぐ近くに土星と、NGC7009 土星状星雲が並んでいて、どういう訳かここのスポットだけ雲がいつまでも抜けている。仕方無いので暇つぶしに87倍をスタンバイしたまま土星を眺めていたが、これが恐ろしく抜けが良く解像感が高い。強風のためそれ以上の高倍率は諦めたが、結構楽しかった。タイタンと、レア、テティス、ディオネと思われる土星の衛星達が4つ見えた。この衛星の住人達にとって、空にいつも巨大な土星が鎮座している光景はどんなだろう(^^)
土星状星雲は面を持った小さなシミが見えるだけで、中心星はこの倍率では見えなかった。
そうこうしているうちに、3時15分には空が明るくなってきてしまい、神の目を87倍で拝むのも、M16も次回にお預けとなった。流石にこの時期は夜が短い。ああ、新月期の長野に一週間くらい滞在したい、、、
以前から撮りたいと思いつつ、いつも忘れていた。20cmF7 Binoの全荷物。(^^)
部品点数は結構あるが、それでもここから巨大な双眼鏡に変身するとはちょっと想像しにくい。
とは言え普通車ワゴンのトランクだけでは収まりきれない。冬はここからさらに家族4人分の着替えやら上着やらで埋め尽くされる事になる。次回はさらにキャンプ道具も追加されるので、天井スペースをラゲッジにしたり工夫が必要だ。
深宇宙を散歩する会2022夏
7月の新月期は、いよいよ仲間を連れて20cm観望ツアーだ。イチロー企画の初の試みで、国宝の?20cm BINO管理人として(^^)、今までご縁のあった皆さんと宇宙をシェアし、今後の人生観にまで何か影響を与える様な素敵な体験、恩返しが出来たらという企画だ。こちらもだいぶ見切り発車だが(汗)それでも3日間ほどで満員御礼。星博士も料理長も来て下さる(^^)
今見れる主要な天体は可能な限り全部見たい。パンスターズ彗星 (C/2017 K2)もトライしたいし、ISS国際宇宙ステーションも久しぶりに望遠鏡で追ってみる。
深宇宙を散歩する会2022夏 見どころリスト(7/31~8/2)
太陽系の惑星は木星、土星と、それらを周回している衛星が見られる。ご希望があれば冥王星、海王星も。(対象が遠すぎ、小さ過ぎてただの青い点だが(^^)、周囲の星とは異色である事がはっきり分かる。)夜半過ぎには火星も上がってくるはずだ。ちなみにその日は土星のすぐ近くにNGC7009 土星状星雲が並んでいる。
頭上には大きな天の川が広がっている。首都圏に暮らす子供達の中には、昔の自分も含めて、天の川は都市伝説で本当に見えると思ってない子がいる。(笑)
望遠鏡は自由に倍率を変更出来、100倍程度に拡大して見ると面白い天体が沢山ある。対象を決めずにその周辺を自由に望遠鏡を動かして広角アイピースで散策するのも楽しい。天の川散策用に別に小型双眼望遠鏡も持参する。(これ以上、クルマに荷物乗るのか?)人によっては双眼視の没入感と、散りばめられた無数の星の美しさに言葉を失う方も(^^)
以下、他のサイトの半分コピペ(^^)。8時頃の早い時間帯では、北斗七星周りでは、、
M81、82(おおぐま座の銀河:ボーデの銀河)距離 1,200万光年
M81とM82は6億年前に衝突を始め、それが1億年間続きました。M81は初めて回転速度が計測された渦巻銀河でもあり、秒速300kmとされています。とてもよく見えます。じっと見ていると銀河の中心の暗黒帯の模様が見えてきます。
M51(りょうけん座の銀河:子持ち銀河)距離 2,100万光年
大小2つの銀河が衝突、つながっている様子が、20cmツインでバッチリ見えます。
“M101(おおぐま座の銀河:回転花火銀河)距離 1,900万光
写真では良く写りますが非常に淡いので眼視では見るのが難しいです。標高2000mでどこまで見えるのか楽しみです。
M64(かみのけ座の銀河:黒眼銀河)距離 1,600万光年
大口径望遠鏡や天体写真では目のように見えることから「黒眼銀河(black-eye galaxy)」という別名があります。
M84(おとめ座の銀河団の代表)距離 4,100万光年
マルカリアンチェーンと言われるかみのけ座、おとめ座付近の銀河が密集した領域です。暗くなったらすぐ見ないとあっと言う間に沈んでしまいます。
NGC4631とNGC4656 りょうけん座の銀河
何か異常な事が起きている歪んだ銀河とクジラ銀河。こんなマニアックな対象を見せてくれるプラネタリウムはなかなか無いと思われ(^^)
NGC5866、5907
真横から見た銀河円盤の姿
渦巻を真横から見たエッジオン銀河。面白いはず。
M31(アンドロメダ座の銀河:アンドロメダ座大銀河)距離 230万光年
日本から見える銀河としては最大のもので、天文ファンのみならず広く一般に知られている有名な天体です。M31の広がりは満月を横に5つ並べたほどもあり、肉眼でもはっきり見える明るさです。デカすぎ。
その近くのM33も見どころです。淡いですがじっと見ていると長く伸びた腕の先端まで見えてきます。距離 250万光年
M8 射手座 干潟星雲 距離 3,900光年
夏の星雲の代表選手、美しい散光星雲です。大きな星雲の中を横切る暗黒帯の複雑な様相が、水が引いたあとの干潟のよう?もし色付きで見えたら教えてください。
M20 射手座の散光星雲:三裂星雲 距離 5,600光年
明るい散光星雲が暗黒星雲によって3つに引き裂かれたように見えるためこのように呼ばれました。星雲中にある7等級のO7型高温星の放つ光が星雲本体を淡いピンク色に輝かせていますが、すぐ北に青い色をした散光星雲が隣接。こっちの方が小さくて難しいです。
M16 わし星雲はハッブル宇宙望遠鏡が撮影した暗黒星雲の先端部分は「創造の柱」というニックネームで知られています。M17 白鳥星雲の目を疑う異様な形も見どころです。
M27(こぎつね座の惑星状星雲:あれい星雲)
恒星だった中心星が寿命を迎えてガスを放出し、余熱で放つ紫外線によって蛍光灯のように星雲が光っています。眼視では白黒で見えます。
M57(こと座の惑星状星雲:環状星雲)
リング状に見えることで有名な惑星状星雲で、環状星雲、リング星雲、ドーナツ星雲などと呼ばれ、夏の夜空の主役のひとつです。
NGC6960 はくちょう座の網状星雲
有名な超新星爆発の残骸です。デカすぎて視野をはみ出します。
M13(ヘルクレス座の球状星団)距離 25,100光年
M13は北天最大の球状星団です。美しさでは全天一とも言われます。
NGC6543 キャッツアイ星雲
明るい青みがかった円盤の惑星状星雲
NGC7331、7317ステファンの五つ子銀河
ちょっと20cmでは厳しいか?限界に挑戦。近くのNGC7814も多分凄い。木星のそば。
NGC7293 水瓶座の大きな惑星上星雲 らせん星雲
太陽系に最も近い惑星上星雲で、夜半過ぎの目玉です。文字通り目の形をしていて通称「神の目」
もう書くの疲れたからやめる(笑)一晩中大忙しです。変態です。