Leica S-E (Typ006) + Leica Summarit-S 70mm f/2.5 ASPH (ƒ/8.0, 1/1500s, ISO 100) ©2018 Saw Ichiro.
次期M10-PかM11の重量を、M2、M9と同等の580gに軽量化して頂く様、JLUGに謹んで進言させて頂いた^_^ その際、ライカの各パーツ重量はどんなもんか、調べてみたのでメモ。
660gのM10からたった80gの軽量化だが、これが持った感じが結構違う。680gのM240はズッシリ感を否応無しに感じてしまうし、580gのM2やM9がどういう訳か手にしっくり来る。軽ければ良いと言うよりは、真鍮ボディとは言え600gを超えない事が本来のMと姿というのが、いちMファンとしての個人的な想いだ。
M typ240が680g、そこからビデオ、録音装置を省きボディの薄型化を果たしたM10が、たったの20g減の660gというのがどうも疑問が残るのだ。何がM10を重くしているのか。
M10が軽くなる要素
・薄型化
・ムービー&音声収録装置撤廃
・バッテリー小型化
M10が重くなる要素
・ISOダイヤル新設
・ファインダーの大型化
・フレームセレクターレバー復活
うーん、バッテリーの大きさも全然違うし、納得できるような出来ないような。
過去のMモデルは重量が全部バラバラなので、ライカは歴史的に重量に関してほとんど関心が無かった事が見て取れる。
先輩が調べて下さった情報は、底ぶた=ベースプレートが50g。ストラップ&バッテリーで120g弱。他のパーツはバラバラにしないと正確な重量は不明だが、過去モデルからある程度推測できる。
Typ 240からライブビューと動画機能を省略したTyp 262は、686gから600gへ。ちょうど希望通りの86g減^_^。ソフトウェアの問題と思いきや、これだけ変わると録音装置だけでなく、装備する液晶自体が違うモノかもしれない。
そこから更に液晶モニターごと取り除かれたM-Dは何故か680gに逆戻り。ISO感度設定ダイヤル付き背面プレートで、重量的には液晶分が帳消しの様だ。
M2から距離計が省略されたM1が、580g → 545g。
さらにファインダー、採光窓、距離計が割愛されたMD(MDa)1964~はほとんど情報が無いのだが、595gとかえって重くなっている。この数字が本当ならば、真鍮で覆う方がかえって重量増しになるという事か。
Typ262は盲点だった。個人的には年に1回か2回の利用頻度とは言え、動画機能はあった方が有り難いが、そんな頻度ならば365日軽い方がいいのかも。
ちなみにFUJIFILM X-E3ボディは337gと、ズミルックス50 asphちょうど一個分だ^_^
小さな話題だが現代のMデジタルの重量がM5以上というのは、やっぱりちょっとだけ残念に感じてしまう。もしオスカー・バルナックが今生きてたら、スティーブ・ジョブズが今のライカCEOだったら、決して600gを超えてはならない!作り直せ!って言う気がする。言わないかw