2021年6月22日 イチロー

Sigma fpLでファッションフォトに挑戦!

Sigma fpL, Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4 ©2021 Saw Ichiro.
 

構図や技術は、カメラの性能に関係ないのでご容赦頂くとして(^^)、Sigma fpLの電子シャッターでどこまで頑張れるか試してみた。何人ものチームの時間とお金がかかっているし、素人だからという言い訳は許されない。色は全て自作カラープロファイル

僕の友人、知人にもプロカメラマンは何人か居て、彼らのプロフェッショナルな姿勢に常々、尊敬の念を抱いている。先日、あるプロの方の動画をたまたま拝見して様々な学びがあったので、参考にさせて頂いた。

Sigma fpL, Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4 ©2021 Saw Ichiro.
 

例えば雑誌等の書籍においてカメラマンに求められる人物写真は、例えば奥の目のピントが外れてたらNG、そもそも写真をボカす様なリスクは取ってはイケナイ、髪の毛が顔にかかってたらNG、顔が影になっているなんて論外、顔だけでなく、両手、両腕が写ってなければ駄目!なんてのもあって面白かった。普段の僕の写真は全てNGだ。(笑)

Sigma fpL, Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4 ©2021 Saw Ichiro.
 

これらはつまり、前提にもっと大きな商売上の目的があった上で、写真の作品性なんていらないから、普通でいいから誰からもクレームが来ない様に全部ちゃんと見える写真撮って下さいよ、というリスク回避の思想が根底にあるのだろう。絶対に失敗が許されないスピード重視の現場において、プロ同士の共通認識が完成している。

昭和の厳しい雑誌界の掟の中で長年生き抜いてきたプロカメラマンと、SNSを中心とした現代のデジタルワールドで、僕の様にテキトーに撮影して遊んでる素人との間には、物凄く大きな価値観の隔たりがあって当然だ。

僕にお声がけ下さるという事は、プロの「当たり前」から少し外したい意図があっての事だろう。だから今回の撮影はオールドレンズを使って、でもちょっと安全に少し絞る作戦にした(^^)ピントを外すリスク回避と、人間と洋服はほとんどボケない被写界深度という事で、f2.8辺りで行ってみた。
Sigma fpL, Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4 ©2021 Saw Ichiro.
 

とは言えデジタル写真の大衆文化も成熟が進んでいて、Leicaグループに投稿される素晴らしい写真の数々を眺めるにつけ、時代だけでなく、コミュニティごとにも独自の文化が立派に成立している。毎日数百枚投稿されるそんな写真の嵐の中で切磋琢磨しているアーティスト達にとって、撮り手の個性を排した無難な商業写真に興味が沸かないのもまた、自然な流れだ。

所属している文化はみんな違うし、今はそんな多様性が面白い。

無難な商業写真と聞くと、真っ先に僕の脳裏をよぎるのはその対局に居るSaul Leiter.
by Saul Leiter. なんとこれがVogueのルイ・ビトンの広告だそうだ。最高にカッコいいが、僕がこれを仕事で真似しても殴られるだけだろうw
 
by Saul Leiter.

雑誌のスタイルは恐らく欧米でも同様の歴史を辿っていたと思うが、その中で70年代にこの様な挑戦的な写真を堂々と提供するSaul Leiterも、それを採用する編集側も相当に革新的だったのだろう。それでもやはり軋轢があったのか、以後、彼は商業写真の表舞台から姿を消した。

Saul Leiterの真似など到底出来ないが、本当はもう少し冒険したかった気持ちもある。でもいざ現場に臨んでみると、クライアントのご要望を叶えるだけで精一杯だった。
Sigma fpL, Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4 ©2021 Saw Ichiro.
 

こういう写真を撮るならまさしく中判の出番だったが、ご依頼を受ける前にハッセルブラッド一式手放してしまった(T_T) 

Simga fpLは熱いカメラだし、解像度や描写力に関しては引けを取らない。趣味写真なら十分だが、これで写真の仕事をお受けするのはやっぱりちょっとリスキーだった。EVFに100%頼る事自体、シャッターを押す度にブラックアウトする時間が長くて、モデルの表情の移り変わりやタイミングを追えない感覚は常にあるのは仕方ないとしても、電子シャッター問題も、一部のシーンで室内電灯が映り込み、シマシマや歪みで何枚もNGを出してしまった。久しぶりにテンパったw。

今後も時々ご依頼下さるなら、やっぱり中判は一個手元に置いておきたいと思った。でもハッセルの最大の問題はCapture Oneが使えない事。それと何かトラブルが出た場合に、NYの販売店に送り返して、スウェーデンの整備で数ヶ月待ちなんていう寸前まで行った事もあり、やっぱりそれなりのリスクがある事を知った。

そうなるとFuji GFXかなあ。1億画素とか出来れば避けたいので(^^)、興味があるのは一番軽量なGFX50Rという事になる。シャッター機構内蔵の中判システムとして、ボディ重量775gに抑えた企業努力は称賛に値するが、ほとんど工芸品とも言えるアルミ削り出しボディのHasselblad X1DIIと比較しなくても、グリップ部の樹脂製?のツギハギとかGFX50Rの外装のチープさが、カメラを道具として愛でたい僕の感覚と合わず正直、購入意欲が削がれてしまう。ボタンだらけだし。(ゴメンナサイ)

しかし中身はX1DIIと同じセンサーという事で、描写に関してはフルサイズ機がどれほど高画素を頑張っても替えが効くものでは無い。GFXが嫌なら、もはやPhase Oneか再びLeica Sしか選択肢が無いが、Leica Sはバッテリーを除いてもボディ重量1260gもあるし、Phase Oneはボディ+センサーでメルセデスが買えるプライスだ。

外見さえ妥協出来れば、GFXで結構幸せになれる気はしてるんだけどなあ(^^) レンズ群も含め中判として破格のバリュープライスなのは実際有り難い。物理シャッターでContax Planar 85mmを本格的に運用出来るのもとても興味がある。つべこべ言ってないで試してみるか。

Sigma fpL, Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4 ©2021 Saw Ichiro.
 

でもとにかく、Sigma fpLでなんとか乗り越えた。お疲れ様でした!

小学生御一行様のお通りで、撮影はひと休み(^^)
 

 

Leica M10-P SafariとM11、Sigma fpLの不満点
写真は「滅びの美学」

Leicaのススメ

ライカを買いたくない人は、読まない方がいいやつ

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Leicaオーナーになるということ

このブログに訪れて下さっている方の中には、まだLeicaを所有していないが、実際ライカってどうなの?と興味がある方も多いと思う。もしも今日、貴方は念願のLeicaを手に入れたとする。その日は恐らく、何ヶ月経っても、何年経ったとしても、貴方にとって忘れられない一日になるに違いない。

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Leica Mの機種別・メリットとデメリットまとめ

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世界で最も愛されるカメラ(改定)

世界で最も投稿されているカメラをFlickrのカメラファインダーで見てみると、本日付けでダントツでiPhoneだ。2位がキャノン、3位ニコン、4位SAMSUNGのギャラクシー、5位のソニーと続く。フジは7位でライカは15位だった。

Leicaレンズの話

レンズ選びの参考になるかも

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ズミクロンを押した直後に恐縮だが^_^、先日のJLUGの集まりで先輩方のレンズを触らせて頂いた勢いで、久しぶりにズミルックス50を購入してしまった。初代と現行第4世代を経て、今回は第2世代を選んだ。そして悟った。やっぱズミルックス50はむちゃくちゃ面白い!

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「ライカを買いたいが何がオススメか」と問われたら、ほとんどのライカ・ユーザーは、待ってましたとばかりに、うざいくらいにウンチクを披露しながら懇切丁寧に教えてくれるはずだ(笑)僕も含め、普段からそんな事ばかり考えてる連中だ。

ピーチ先生の構図の添削

ピーチ先生にichiroの構図のダメさをボコボコに指摘されまくるシリーズ。電子書籍も販売中(^^)

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ご報告:ピーチ先生の「構図の添削」が電子書籍になりました^_^

皆様、お元気ですか?実に5ヶ月ぶりに記事を書いてみている。この間、写真遊びを若干控え、ちょっと仕事なんかしていたが^_^、その中でもいろんな事があった。愛機のLeica S-Eに小さなCCDトラブルがあり、ドイツ行きになり3ヶ月間フジXで頑張っていた事、仕事の関係で久しぶりに渡米し、NYで少し写真を撮った事、そしてマッハ新書から、ピーチ先生の「構図の添削」を出版させて頂いた事だ。

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JLUGで普段からお世話になっている小山 裕之さんが、ピーチ先生の構図の添削を受けてみたいと謙虚に仰って下さった^_^。3枚の素敵なお写真をお預かりしたので、御本人の許可を頂きこちらで一緒に考えてみたい。

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構図の添削2

前回のピーチ先生の構図の添削が思いのほか好評で^_^、むしろベテラン勢の面々が面白がって下さる様だ。敬愛する先輩諸氏から続編をやれと仰せつかったので、今日は一枚に絞って書いてみる。この一枚を改善するとしたら、貴方ならどう処理してOKとするだろうか。

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構図の添削

先日、構図改善大作戦でちょっと紹介したが、最近の僕の写真が現役デザイナーにどの様に指摘されたか、いくつか例題を出してみる^_^。まずは写真を貼って、その次に構図の添削付きを順番に並べるので、答えを見る前にどこを改善すべきか、是非貴方も僕の駄作を添削してみて欲しい。

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問題は、構図だ!

いつも注釈しているがこのブログはベテランの方を対象にしていない。不器用な素人の自虐ネタを赤裸々に書いているだけだが、それなのにたくさんのベテランの方から心温かいメッセージを頂き、謝りたい気分になる(笑)今日も、写真や絵画の専門教育を受けた事の無い、僕と同じくらいの平民の方々ための、構図を改善する初歩的な方法を思いついたので^_^、自分なりに書いてみる。

Leica M型の使い方

オーナーは教えてくれない、ライカは実は超カンタンな件

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現代デジタル・ライカで速射性を考える

クラシック・ライカの速射性は以前、アンリ・カルティエ・ブレッソンの「晴れた日はシャッタースピード1/125s、絞りf8、距離は10feet(5m)に固定」していた逸話から考察してみたが、露出計が内蔵されている現代のデジタル・ライカで、最も合理的な方法とは何かを考えてみた。

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カルティエ・ブレッソンの教えをM10でやってみる

いよいよ仕事が忙しくなってきたので、またこのブログに現実逃避することにする(笑)この秋に手放したHASSELBLAD 50周年記念 500C & Makro Planar CF 120mm F4 T*で撮った最後のフィルムの現像が上がって来た。現像に出そうと思いながら数ヶ月間、使用済みフィルムをバックに入れたまますっかり忘れて持ち歩いていたら、カビが生えてしまった(笑)。それだけM10が面白かったとも言える。汚らしいのでアンダーにして誤魔化す。

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ライカの内蔵露出計

「だってマニュアルだしなあ」とライカに興味はあっても使いこなす自信が持てない人のために、是非ここで紹介してみたいと思っていた。実は、ライカのマニュアル露出は「超」カンタンなのだ。ライカの優れた内蔵露出計がマニュアル操作性を著しく簡単に、便利にしてくれている。

写真に向き合う人のための登竜門

いろんな人からイイこと聞いたり実験したりしたのでシェア

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写真は「滅びの美学」

以前、友人が教えてくれた「貴方は何のために写真を撮るのか」の中に多くのヒントがあったのだが、それでも僕の足りない頭では未だモヤモヤしていた。ところがある日、美輪明宏さんの美しいお言葉の中に、僕の知りたかった答えの全てがあったので是非ここでご紹介したい。

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世界に羽ばたけ!LFI、Leica Meet(最終回)

何かのセレクションに入選したり、いいねを頂いたりするのはとても嬉しいし、光栄な事だ。しかしいいねを獲得する事自体が、写真を撮る目的になってはならないと僕は思っている。クライアントが喜ぶ作品が求められる商業写真家と違って、我々写真愛好家は、自分のためだけに写真を楽しんでいい特権がある。

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貴方は何のために写真を撮るのか

「何のために写真を撮るのか?」「何を撮りたいのか?」
貴方はこの問いに、なんと答えるだろうか。
今日は僕にとって、また写真愛好家にとってとても大事な事を教わったので、是非ともここで共有したい。

カメラ機種別・記事まとめ

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Sigma fpL

L1020739

Hasselblad X1D II

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Leica S

M9-P

Leica M9

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Leica M Typ240

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Leica M10

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道具編

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番外編

Leica M10-P SafariとM11、Sigma fpLの不満点
写真は「滅びの美学」