お客が食べ続けたら病気になる事を知りながら、大量のケミカル漬けの食品で金儲けする社長が沢山いる。食品だけじゃなく、医療も、薬品も、政治も、日本はそんな大人だらけになってしまった。彼らにとって、儲かりさえすれば客の健康などどうでも良いのだろう。
一方で、人々の幸福を願い、安価で良い製品をお客に届けたいと願う会社も、ちゃんとある。賞月観星さんは、そんな愛のブランドと僕は勝手に思っている。
初めて賞月観星ブランドを買ってみた。双眼鏡のラインナップが沢山あって嬉しいが、カタログとしてスペック一覧など整理されておらず、どれを選ぶべきかサッパリ分からない(^^)。新モデルはほとんどレビューも無いし、適切なモデルを選ぶには作者のブログの行間を読み解くスキルが求められる(笑)
僕は市販双眼鏡の知見はほぼ無いが、マツモト式・双眼望遠鏡は6台経験した。先輩が所有する御三家の最上級モデルと、ニコンWXはじっくり眺めさせて頂いたことがあり、それらの実力は知っている。(逆に看板モデル以外覗いた事が無い。)それとLeica Noctivid 8×42はしばらく所有していた。ただその頃は50倍〜150倍の方が断然面白くて、結局あまり使わないまま120APO-BINOの資金にしてしまった。テレコンビノはいくつか持っていて、ちょっと改造して使いやすくなった。
Noctivid 8×42(7.7°)の景色は、人を感動させるに足る。僕は鳥など興味無いし星しか見ないが、昼間にNoctividで見たキラキラと鮮烈に輝く海辺の描写は、今でも鮮明に覚えている。あの超絶なる美しさに、能内に吹き上がるカタルシス(エクスタシー)を止める事が出来ない。
これを手放した理由は、双眼望遠鏡でも同種のカタルシス以上の体験が出来るし、星を見る時には、僕が双眼鏡に期待する低倍率・広視野のイメージに対して、7.7°はもうちょっと広く見渡したい衝動に駆られる事が多かった。倍率はともかく、僕が必要なのは実視界9°と気付いた。9°あると、かんむり座やからす座を視野内にすっぽり収める事ができる。
それに加えて、手持ちでは気にならないが、三脚固定で使うとNoctividの周辺像の劣化が目についてしまう。御三家と呼ばれる割に、良像範囲は大したことないという印象を持っていた。
わざわざ遠征するとどうしても時間に追われ、つい大口径ばかりで対象を追ってしまいがちだった。たまたまラッキーが重なり、庭から満天の星を拝めるVillaを借り受け、何日も滞在出来る様になるとそういう焦りが無くなった。
予報が微妙だったり仕事に追われたりして、わざわざ望遠鏡を出すほどでも無いが、ちょっと手軽に低倍で宇宙を眺めたい。そんな衝動が増していき、再び双眼鏡が欲しくなってきた。
広角視界と良像範囲の両立を追い求めると、行き着く先は皆同じ。ニコンWXシリーズの病に侵される事になる(^^)。よほど余裕がある人でない限り、10倍の双眼鏡に70万円出すなどという事はあってはならない気もするし、なんとかして頭と情熱を冷ます安価な代替品を求めてw、あちこち彷徨ったあげくに賞月観星さんに行き着いた。
モデルを選ぶ
特に歴史の浅いブランドにおいては、開発はどんどん進化するのが普通で、出来るだけ後発の最新モデルを選びたい。まずは9°前後を実現しているAPO+ 6.5×32 IF(9.3°)と、青雲 HR8x32WP(8.5°)の2つに絞った。
APO+ 6.5×32 IF(9.3°)
青雲 HR8x32WP(8.5°)
彼のブログを読み込んで気づいた事は、「世界トップクラス」という単語がAPO+6.5x32IFには何度も使われているが、青雲 HR8x32WP(8.5°)には一言も書かれていない(^^)。青雲 HR8x32WPは、ピントが合わせやすいとか、撥水コートなどが主に語られていた。
具体的な良像範囲が明記されてるのはAPO+6.5×32(85%との事)だけだったが、青雲 HR8x32WPはフィールドフラットナーレンズシステムという、ニコンWXと同じ謳い文句が書かれていて気になる。ただ、そもそも6回反射のダハよりも4回のポロ型の方が像質は最初から優位だろうし、APO+6.5×32は旧モデルよりもボディが大型化されたという事はより大きなプリズムに置換された事を意味していて、周辺像や周辺光量が格段に改善されているのは想像出来る。価格も同じなので像質を求めるならAPO+ 6.5x32IF、携帯性優先なら青雲 HR8x32WPと、僕は勝手に読み取った。
注文後に楽天から届いた配送完了メールには、この様な自信に満ちたメッセージが書かれていて、より一層期待が膨らんだ。
「賞月観星APO+6.5×32」は、世界トップクラスの見え味を双眼鏡愛好家の皆様にお届けするために開発された製品です。総合的な光学性能において、現行の6.5×32(6×30を含む)双眼鏡をすべて凌駕し、世界一の座を誇る製品であることをぜひご確認ください。」
届いた製品を見て、さらに期待が膨らんだ。いかにも質実剛健なボディが美しく、安っぽさもちっとも感じない。それどころか大きな接眼部がいかにも覗きやすそうで、対物レンズ周りに施された赤ラインがスペシャルな性能を予感させカッコいい。小うるさいオッサンの所有欲を十分に満たしてくれるクオリティだ。
まずは昼間、覗いてみる。
比較対象として今手元にあるのは、妻がコンサート用に(僕に相談無しにw)勝手に買ってきたオリンパス 10×21 RC II(5.1°)。これでは賞月観星が有利なのは当然だが、取り敢えずこれしか無い。とにかく比較しながら昼間の景色を眺めてみる。
なるほど、彼の書かれている「現行の6.5×32(6×30を含む)双眼鏡をすべて凌駕」という言葉は多分本当だろう。オリンパスと比べて圧倒的に視界が明るく、シャープネスもレベチ、視野も格段に広い。色収差も中心部ではほとんど確認出来ないし、双眼鏡に求められる基本性能はキッチリ抑えられている。オリンパスの見え方を正直に書くと、暗い、眠い、狭い、コントラストが低くシャープネスも子供のオモチャレベルで、ちょっと酷いと思った。(ゴメンナサイ)
APO+ 6.5×32 IFは、数千円の安価双眼鏡とは比較にならないレベル。大人が眺める事が出来る、とてもまともな双眼鏡だった。
いくつか気になる点もあった。
ピントリングが硬い。星見用として左右独立フォーカサーを選んだのだろうし、無限遠に一度合わせたら動かない様に?という配慮かもしれないが、それにしても硬すぎる。指に不自然に力を入れて重いリングを回すので、視界がブレて合わせにくい。晩夏の季節でこうなのだ。冬の山も僕は平気で一晩中遊んでいるが、マイナス10°以下でこのフォーカスを回すには、万力が必要かもしれない。(笑)これ、グリス注せるかな?
そして覗いてみて分かった事は、「世界トップクラス」という言葉は、御三家の頂点とガチンコで勝負出来るという意味では無かった。一般に求められる光学性能は見事にクリアしているし、その辺の中級機を凌駕する実力はあると思う。が、御三家のやる強烈なカタルシスにまでは至らないのは、その価格差を考えれば仕方がない。
中心解像度はNoctividほどでは無いが、必要十分ある。ヌケの良さもNoctividと同等とまでは言えないが善戦している。カタルシスに届かない理由は、APO+6.5×32の視野円がごく普通のコンサバティブなサイズで、パっと覗いた感じ視界が広いと感じない。狭さも感じ無いのでそっちが凄い事かもしれないが。まあ、僕が脳内で比較対象としているのがNL Pure, WX, Noctividだ。相手が悪い。
それより気になるのが、良像範囲85°と書かれていたが、僕が忖度無しに素直に賞月観星APO+6.5×32の良像範囲を言及すると、これは50%。そもそも良像範囲という単語はとても抽象的で、何を持って良像とするのか、人により違いがあるのだろう。僕が良像と表現するのは、中心部と全く同じ(様に見える)シャープネスを維持する範囲=星が点像の範囲だ。
Nikon NAV-17HWが95%、マスヤマ32mmが60%とすれば、APO+ 6.5×32 IFは50%。崩れ方は穏やかで、酷く破綻する訳では無いのだが、良像範囲を重視する僕にとって、85%というブログの表現から僕が期待していたものと乖離していて、ちょっとガックリ来てしまった。
夜に再評価!
トップクラスという言葉に僕がちょっと期待し過ぎて、辛口スタートになってしまった。
気を取り直して、久しぶりの満点の星空の元に、Askar 120APO-BINOとAPO+ 6.5×32 IFを連れて行った。乙女高原は琴川ダムで、僕の長野の拠点と全く同じ標高1460m。予報では薄雲がありそうだったが、夜半から薄明まで奇跡の快晴だった。
行き先を山梨にしたのは、夏の夜の長野は結構晴天率が低いのと、モタモタして出発が9時を過ぎてしまったから。現地に到着してセットが組み上がったのが0時。いつの間にか夏も終わりすっかり秋だ。Tシャツに真冬用のダウン一枚持っていったが、3時を回る頃には寒くてジッパー全閉でフードまで被った。
最高の空でテンションが上がってるのもあるが、APO+ 6.5×32 IFで夜の景色を眺めて、すっかり機嫌が良くなった(^^)。細かい話はさておき、とにかく実視界9°が面白く、良像範囲も宇宙だとほとんど気にならずに楽しめるじゃないか。体感的に、マスヤマ32と変わらない感覚で使えるのだ。そうか、この双眼鏡は星見用だった。
9.3°の視界があると、いるか座もこうま座もや座もこと座も、りゅう座やうお座の頭も、こぐま座の四角も(ヘルクレス座の四角はギリ)まるごと一望出来る星座やアステリズムが沢山あって実に面白い!みずがめ座のゼータ1星を中心とする「三ツ矢」は実はこの日初めて全貌を見た。(^^) 120APO-BINO+マスヤマ32の3.2°では、とてもじゃないが入り切らずに、局部的に見ても三ツ矢に見えるはずもない。
M2やM15は、120APO-BINO+マスヤマ32(26倍)でも小さくて可愛い程度なので、口径32mm 6.5倍ではM15がかろうじて小さなモヤとして判別出来る。M2は分からなかった。逆にはくちょうのM39散開星団などは、双眼望遠鏡の26倍3.2°ではまばらで面白くないが、双眼鏡で見る方がまとまっていて美しい。
双眼鏡による小さな二重星団も普段の双眼望遠鏡とのスケール感の違いを楽しめるが、二重星団のすぐ左のStock2と呼ばれる巨大な散開星団が双眼鏡ならではで見事。ペルセウス座のMel20やすばるなんかも低倍を活かしてとても楽しめる。この双眼鏡、すばるがしっかり青く見える。昼間、割と文句を言っていたのが、時間を忘れて楽しんでいた(笑)
M57リング星雲は26倍でやっと見える小ささで、6.5x双眼鏡では厳しい。
今日の収穫は、120APOにAstronomic HBetaを入れて、NGC1499カリフォルニア星雲がちゃんと見えた。20cmツインでは思い切り視野からはみ出すが、なかなかに濃い明確な形が見えていたが、こちらは淡いながら全景がすっぽり収まる。非常に淡い部分もあるが中心部のサイドの際はよく見える。
120APOの網状星雲の見え方も印象に残っていて、場所と形が分かっていればノーフィルターでも視認出来そうだが、OIIIを入れた方が上側も下側も一目瞭然。断然楽しい。OIIIをかざしても双眼鏡では確認出来ず。でも双眼鏡でも北アメリカ星雲が見えちゃいそうなくらい、無数の輝く星の中に暗黒帯を感じる事が出来た。
ちょうこくしつNGC253。120APOだと小型のアンドロメダの様にしっかりした形が分かるが、6.5倍双眼鏡だと流石に特定出来ず。
M42。120APOで見るの初めてかも?20cmツインの見え方に慣れすぎているが、12cmなりにまずまずの迫力ある姿を楽しめる。NAV-17HWで見ているがしっかりと背景が引き締まり全周点像のシャープネスが素晴らしい。トラペジウムもキリっと引き締まりアポらしい星像の美しさだ。6.5倍双眼鏡ではホワっとちょっと明るいエリアがあるかな?くらいで思ったより見応えがない。
アンドロメダお見事。双眼鏡でもアンドロメダは楽しめる。反対岸の天頂付近のM33。120APOで山梨の空で銀河の腕が見える。立派。双眼鏡では視認出来ず。時間は3時半。もうすぐ薄明だが夜が更けて天体が濃くなってきた。M42も高度30°線を超えてきていよいよ美しい。
32mm双眼鏡とじっくり向き合って分かった事は、6.5倍9°は、アステリズムを眺めるには最高だが、小型の散開星団、球状星団を見るにはもう一歩楽しめる領域に届かない感じもあった。例えばぎょしゃ座のM36, 37, 38トリオなんかは、9°あると3つとも同視野に入って面白いのだが、あまりにもそれぞれの対象が小さく淡いので、あとちょっと倍率と口径が欲しくなる。星には口径5cm。なるほど、先人の言葉には深い意味がある。
こうなると、あいつを試さない訳にいかなくなってくる(笑)。頭を冷やすために賞月観星さんを買ったのに、かえって頂点に行く理由を作ってしまった。星を楽しむのは崇高な趣味だとは思うが、星で破産しては笑い話にもならない(^^)。
例えばカメラ・レンズの世界では、Leicaの100万円オーバーの銘玉に対し、それを模倣した1/10プライスのコシナやチャイナレンズが、もはやかなり肉薄した所まで迫っていて、どちらで撮影したか、アラ捜ししないと撮影した本人でさえよく分からないレベルの製品も少なくない。それなのに、双眼鏡の世界はどういう理由だろう?頂点と普及品で、双眼鏡ほど恐ろしい差があるジャンルを僕は知らない。
せっかく賞月観星さんの新機種の人柱になれたのだから、忖度ゼロで書いた。僕の総評としては、双眼鏡に何十万円も出してたまるか、という正常な感覚をお持ちの方にはw、賞月観星APO+6.5×32は文句なしにオススメだ。
いずれにしてもこの様な情熱を持って、低価格で良質な製品を精力的に世に問うブランドは稀だ。賞月観星さんの今後の製品に、僕は凄く期待しているし、賞月観星がガチの世界の頂点に割って入る日を、僕は心待ちにしている。
参考、Askar 120APO-BINOの景色
この夜は、Askar 120APO-BINOでゲストに月を楽しんで頂いた。
双眼鏡の4回反射のポロプリズムに対して、巨大なEMS-UXL銀ミラーを2枚だけ経由して得られる成立像の圧倒的なヌケの良さ、クリアさは恐ろしいレベルに達していて、風に揺られる木の枝葉や、なんでもない小さな木の実がいつまでも眺めていたいほど美しい。溢れるほど豊かな周辺光量と、目に届く限界までピュアな光はまさに、鮮烈の極みと言っていい。
双眼望遠鏡用のアイピース、NAV-17HWペア。Askar 120APO-BINO導入時に、50倍を得るために入手した。
ニコン純正の付属調整リングの背が20mm以上もあり使い物にならないので(左)、またマツモトさんに適切な高さの同焦点リングを作って頂いた(8mm、右)。これでNAV-12.5HWと同焦点となり、Masuyama32, 26mmにも同焦点リングを入れてあるので、ひと晩中フォーカスノブを触らずに済む。目幅最小化のため、余計なゴムカバー等は全て取っ払ってあり、テレビューの見口に交換してある。色々と世話の焼けるアイピースだ。
世話は焼けるが、双眼望遠鏡+ニコンNAV-HWシリーズの双眼視は、見掛視界100°の隅々まで点像という異次元の体験が出来る。視野枠が視界の外なのだから、何かを覗いているという見え方では無い。
EMS双眼望遠鏡を手元に置くことが、どれほど豊かな事か思い知るべし。(自戒)
別に僕の持ち物を自慢したい訳じゃない。開いた口が塞がらない感動を多くの人に体験して欲しいだけ。
しかしこんな世界を知ってしまった貴方がもし、このユートピアを描写してくれる双眼鏡を求めるならば、頂点以外、何を持ってきても貴方の心が真に満たされる日は来ないかもしれない、、冷汗
2024.09.09 追記
立て続けに今度は長野県車山にAPO+6.5×32を連れてきた。今回は2泊3日で帰らなければならないし、2件仕事が入っているのでゆっくり星を眺めてる時間は無い。仕方なく双眼望遠鏡は置いてきた。
混んでるのが嫌いなのと高速の深夜料金目当てで、僕の移動はいつも夜中だ。今日も深夜1時に到着。そして空を見上げると満天の星!今日は移動日のため、あとは酒を飲んで寝るだけだ。慌ててコテージにAPO+6.5×32と、ここに置きっぱなしにしてあるニコンTC-E2テレコンビノで宇宙散策を開始した。
双眼鏡のために買ってあった、キャンプ用のリクライニングシートも初出動。座面が固めで座り心地はイマイチだが、3段階リクライニングして、ひじ置きもあるので双眼鏡のブレを抑えるのに好都合だ。うん、これは寝転がって天頂付近を双眼鏡を眺めるのに最高の椅子かもしれない。
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長野県の1ランク上の空でAPO+6.5×32を眺めると、これがなかなかどうして、超楽しいw。ぎょしゃ座のM36、37、38トリオが、先日の山梨よりも濃くハッキリと見えてとてもイイ。これなら必ずしも口径5㎝無くてもいいと思える。三角座も9.3°視界で全景が一望出来るが、隣接したM33がかなり明瞭に、しっかりした存在感を持って浮かんでいるではないか!流石に銀河の腕までは見えないが、32mm口径でもM33が楽しめるのは想定外だった。ちなみにニコンテレコンビノでもよく見えた。
ミラクを挟んで対面のアンドロメダと同等の存在感があって驚きだ。M33のすぐ脇に大きく美しい散開星団があって、何だろうと思って調べてみると、NGC752。今まで望遠鏡で意識した事のなかった発見が色々ある。
ペルセウス座のMel20からほど近いM34も、双眼鏡で見るととても目立っていて美しい。二重星団と同程度のサイズ感で星が密集している様に見えた。
ヒヤデス星団も9.3°で見るととても見応えのある巨大な散開星団だが、その近くで凄いものを見た。アルデバランと木星のちょうど中間地点で、大きな発光現象(点光源)が起きたのだ。木星と同等の明るさまで発光し、すぐに消えた。咄嗟に位置が掴めず、あ!ついにベテルギウスが爆発したのか?!とも思ったが、星の爆発なら発光は一瞬で消えたりしないだろう。あれはなんだったのだろう。一直線に、ちょうどこちらの向きに流れ星が落ちたのだろうか、、、。
今夜はエリダヌス座の星列を肉眼で追えるほど空がいい。こんな日に限って双眼望遠鏡が無いのは残念だが、かえって星図片手に双眼鏡とじっくり向き合えて、とても面白かった。なんだかんだ僕はこの双眼鏡を超楽しんでいる(笑)
何の道具でも、真剣に向き合うほど答えてくれるものだ。双眼鏡で空を見ても、特段の面白さを見い出せない人も中にはいるだろう。でも見えない、楽しめないほとんどの原因は、人間の探求心の側にあるのかもしれない。