2021年5月14日 イチロー

ビデオライトGODOX SL150 II BI 2021をテストしてみた

Sigma fpL, Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4 ©2021 Saw Ichiro.
 

Sigma fpLは従来のスチール用ストロボが絶望的に使いにくい。Raw撮影ならシャッタースピードは1/10s以下限定という事だし、Sigma fpLのホットシューは独自規格?の様で、ライカの様にニコンのホットシューでは使えなかった。そもそもfpLのホットシューはEVFを外さないと取り付けられない(笑)。fpLでストロボ撮影するのは潔く諦めよう。

という事でやはりビデオライトだ。どうせなら写真にもムービーにも使える方が良いという、僕と同じ下心を持つ人は少なくないはずで(^^)、今後はビデオライトが主流になって行けるのか実験してみた。

Sigma fpL, Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4 ©2021 Saw Ichiro.
 

GODOX SL150 IIの最大の懸念点は、150W、30000luxという数値が、僕のニーズを満たす明るさかなのか。絞り開放でいいなら一番安い60wモデルで十分なのだが、僕の場合はF8で使いたい用事がある。上位に200Wのモデルもあるが、200Wはライトのボディサイズが一回りデカくて、僕の狭い部屋には邪魔だ。明るさに関する詳しいレビューもほとんど見当たらないので、まあとにかく、いつものごとく試してみる事にした(^^)

Godoxのビデオライトは他のものは知らないが、150wモデルは今まで色温度は固定で調整出来なかった。それが最近ようやく対応したらしい。以前、太陽光とストロボの色温度が微妙に合わず気に入らなかった経験なんかもあり、色温度調整可能モデルを迷わず選んだ。その方が何かと自由度が高い。

所有しているGodox QS-400に比べて、だいぶ小さく軽い事に驚いた。まああちらは400Wだから当然だが、短期間に様々な面で進化を感じた。

SL150 IIの光量100%にするとソフトボックスを被せていても、なるほど目を開けていられないほど眩しい。僕がいつもライティング+ポートレート遊びのスタートポイントにしているのは絞りF8、シャッタースピード1/125sだ。この設定でISOがいくつになるのか、光量MAXでテストしてみた。

ソフトボックスはこれを使っている。

レンズは全てCarl Zeiss Planar T* 85mm F1.4。ただ横から一灯で当てただけ。グリッド無し、ビューティーディッシュ無しの手持ちテキトー撮影。Raw現像はピクチャースタイル無しで自作カラープロファイルを割り当てたのみ、露出の微調整以外何もしてない。

これでだいたいF8、1/125の設定で、ISOは400前後で収まりそうだ。ISO400なら僕の場合はこれでOK。影が多い置き方だと少し暗く感じるシーンもあるかもしれないが、それなら感度を上げるより補助光をもう一灯焚く方がよさそうだ。

Sigma fpL, Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4 (f8.0, 1/125, ISO400) ©2021 Saw Ichiro.
 

常に手ブレの懸念があるのは瞬間光では無いビデオライトの宿命だ。試しに85mmレンズで、F8, 1/60、ISO200だとどうなるか試してみた。

Sigma fpL, Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4 (f8.0, 1/60, ISO200) ©2021 Saw Ichiro.
 

6100万画素、手ブレ補正無しの85mmレンズでは、1/60sだと普段なら全然気にならなくても、等倍で確認してみるとやはり歩留まりはだいぶ悪くなっている事が分かる。撮り手だけでなく、被写体のちょっとした動きでも微妙なブレがどうしても発生する。

等倍切り出し。微妙な手ブレあり
バッチリ止まった。古いレンズだが解像力は十分。

やはりISOは400でいいから、1/125sで撮る方が無難だ。絶対に失敗出来ない場面では安全のために、1/250sでもいい位かもしれない。その場合はISO800か、f5.6に開ける事になる。でも、等倍で見てほくそ笑む趣味は僕には無いので(^^)、高解像が求められる仕事以外ではどうでも良いが。

ついでにf1.4開放、f2.0、ベース感度ISO100では、Godox150 IIの光量は何%になるか試してみたが、光量30%でf1.4なら1/250s、f2.0なら1/125sで適正露出という感じだった。

Sigma fpL, Carl Zeiss Planar T* 85mm F1.4 (f2.0, 1/125, ISO100) ©2021 Saw Ichiro.
 

三脚立ててブツ撮りするなら、逆にどんなに暗いライトでも長時間開けばよいだけだが、対象物を回転させたりする動画を撮る様なマニアックな用途の場合、絞りたいならどうしても光量が必要だ。GODOX SL150 IIの光量Maxなら、計算上は例えばSSを1/30sで、f8 ISO100で行けるはずだ。

X1D II 50c – Hasselblad, XCD 3,2/90 (ƒ/8.0, 1/8, ISO 100) ©2020 Saw Ichiro.
 

という訳でSL150 IIは今回の僕のニーズ的には大き過ぎず、余裕は無いが丁度良いライトと言えそうだ。冷却ファンも貴方のPCのファンとどっちがうるさいか、というレベルでほぼ無音だ。

ただし今回のテストでは狭い部屋で結構モデルのすぐそばにライトを立てたので、もっと広いスタジオでライトを離して全身ポートレートとか撮ったりするなら、やっぱり200Wでも足りない場面が出てくるかも。ビューティーディッシュ等で直射光を隠して使ったりするにも、150Wではちょっと荷が重いかもしれない。やっぱり従来のストロボと適材適所だ。

とは言え、これらは全て優等生のフリをした場合の話。Lillian Bassmanを写真を眺めるにつけ、ISO上げたくないだの解像度がどうだの、何もかもどうでも良い事だったと分かる(^^)。ISOなんて好きなだけ上げればいいじゃんかw。

https://www.youtube.com/watch?v=22vHJu9Cv1U
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ピーチ先生の構図の添削

ピーチ先生にichiroの構図のダメさをボコボコに指摘されまくるシリーズ。電子書籍も販売中(^^)

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ご報告:ピーチ先生の「構図の添削」が電子書籍になりました^_^

皆様、お元気ですか?実に5ヶ月ぶりに記事を書いてみている。この間、写真遊びを若干控え、ちょっと仕事なんかしていたが^_^、その中でもいろんな事があった。愛機のLeica S-Eに小さなCCDトラブルがあり、ドイツ行きになり3ヶ月間フジXで頑張っていた事、仕事の関係で久しぶりに渡米し、NYで少し写真を撮った事、そしてマッハ新書から、ピーチ先生の「構図の添削」を出版させて頂いた事だ。

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構図の添削3

JLUGで普段からお世話になっている小山 裕之さんが、ピーチ先生の構図の添削を受けてみたいと謙虚に仰って下さった^_^。3枚の素敵なお写真をお預かりしたので、御本人の許可を頂きこちらで一緒に考えてみたい。

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構図の添削2

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世界に羽ばたけ!LFI、Leica Meet(最終回)

何かのセレクションに入選したり、いいねを頂いたりするのはとても嬉しいし、光栄な事だ。しかしいいねを獲得する事自体が、写真を撮る目的になってはならないと僕は思っている。クライアントが喜ぶ作品が求められる商業写真家と違って、我々写真愛好家は、自分のためだけに写真を楽しんでいい特権がある。

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「何のために写真を撮るのか?」「何を撮りたいのか?」
貴方はこの問いに、なんと答えるだろうか。
今日は僕にとって、また写真愛好家にとってとても大事な事を教わったので、是非ともここで共有したい。

カメラ機種別・記事まとめ

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Sigma fpL

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Hasselblad X1D II

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Leica S

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Leica M9

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Leica M Typ240

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Leica M10

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道具編

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番外編

Sigma fpL+Contax Planar 85mm f1.4でポートレート
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