内蔵露出計

Leica M10のポートレート

いつもお世話になっている芸能事務所御一行様が、サプライズで遊びに来てくれた。二人のプロカメラマンもいらしていたが、当然僕も写真を撮らせてもらった^_^ 女優・タレント VANRIちゃん。葉山のバルコニーにて。 今まで何を撮りたいか?と聞かれても「なんでも」としか答えられなかった僕だが、ライカを使うようになってから、明確に「人」を撮りたいと思うようになった。 Thorsten von Overgaard氏の何気ない一節が、妙に心に残っている。 "In a portrait session two people meet and have to work together to accomplish a portrait that they can agree is good. A…

ライカの内蔵露出計

ドイツベルリン。宿泊していたお宅で、ママが僕のライカを見て素敵なコレクションを引っ張り出してきてくれた。Leica M + Leica Summilux-M 1:1.4/50 ASPH. (ƒ/2.4, 1/90, ISO 640) ©2017 Saw Ichiro. 「だってマニュアルだしなあ」とライカに興味はあっても使いこなす自信が持てない人のために、是非ここで紹介してみたいと思っていた。実は、ライカのマニュアル露出は「超」カンタンなのだ。ライカの優れた内蔵露出計がマニュアル操作性を著しく簡単に、便利にしてくれている。 M10のファインダーをiPhoneで撮ってみた。 絞りもSSダイヤルも同じ方向性に工夫されているので、好きな方を▶︎ ◀︎の向きに回すだけ。もちろんM10で新設されたISOダイヤルも同じ理論に従っている。つまり、ファインダーから目を離すことなく、f値などの数値を意識する事もなく、極めて直感的に操作出来る。 物凄いシンプルなシステムだが、これ以上に優れた方法が他にあるだろうか。覚えなきゃいけない事は何も無い。一度理解してしまえば小学生でも扱えるカメラなのだ。いや重さが無理かな。 (Leica M6以前は露出計が無いためSSダイヤルの方向性は逆だった。) ただ、絞りの場合は回し切ると止まるので、それでも適正露出に満たない場合はISOに手を伸ばす事が出来るが、SSダイヤルは無限に回る。当然、気持ちよくクルクルやっていると気づかないうちに1/2sとか1sとかに至って、ノイズリダクション処理が始まり完全にシャッターチャンスをロストする(笑) それでもここは芸が細かいライカで、ダイヤル最後のAと1/4000sの間はクリックが若干硬くなり、一周して1/4000sに至る事故を防ぐ気配りがなされている。反対回しの場合には、今度は最後のAとB(バルブ)の間で軽いストッパーがかかる。(要は境界点であるAから外に出る時にのみ反発力が増すカラクリ)こんなマニュアルにも書いてない部分にまで、人知れず手間とコストをかけているライカに拍手を送りたい。 その前にB(バルブ)に至ると▶︎ ◀︎マークが消失して気づける様にもなっているので、よほど慌ててない限り、ここを誤って突き進む人はいない。いずれにせよSSダイヤルで露出をコントロールする際には、予め適切なISOを設定しておく事が大切になってくる。 SSダイヤルをA(オート)にすると、▶︎ ◀︎マークがシャッタースピードの数字に変わる。古典的な時限爆弾みたいな赤い数字が、なんとも味わい深い(笑) 表参道の窓。Leica M typ…