2017年10月12日 イチロー

M10のWifiをテストする


Leica M10 + Leica Summilux-M 1:1.4/50 ASPH. (ƒ/16, 1/125, ISO 100) ©2017 Saw Ichiro.

Leica M10をLeica M10で自撮り。ミラーに写るM10に向かって、M10のWifi機能を使ってiPadでシャッターを切った。Nissin Di700Aを2台、左右から当てている。


Vogue – beyonce フォトグラファー不明

こんなのや、、、


またまたVogue。誰? フォトグラファー不明

こんな写真を、実は僕はLeicaで撮ってみたいと思っている訳で、、、

こういうビッシビシの現代的な作品なら、Leica M10とASPH系レンズの組み合わせこそ、最高に面白いんじゃないかと思う訳で。

僕は持っていないが解像番長のApo Summicron的なレンズと合わせたら、もしかしたらHasselblad+Phase Oneにも匹敵するんじゃなかろうかと希望的に妄想している。実際、Leica M10を手に入れてから中判カメラを使う意味をすっかり見失い、この秋にハッセルを手放してしまった。(デジタルバックは使った事ありません)

こういうお仕事モードなら Leica SLだろと言いたい所だが、これは単なる僕の推察だが、人様のライカSLの素晴らしい作例を見ていていつも思う事は、SLの色濃度がMよりも地味に見えるのだ。M10と同じ画像処理エンジンだったと思うが、デフォルトの色味の味付けがMとだいぶ異なるのか。時々好みの色味の人もいるのだが、それが後処理によるものかどうか、僕には分からない。恐らくプロユーザーを意識して、破綻しない事を重視した安全マージンの高いカラープロファイルになっているのだろう。

僕の場合は、デカいカメラやレンズは結局使わなくなってしまう。かと言って普段用とお仕事用と複数のライカを所有するほど経済的に恵まれていないし、道具は一つだけに絞って、常にそいつを相棒としたい欲求もある。どうせ僕がやるのは遊びに毛の生えた程度だし、だからM10でやるとどうなるかに、とても興味がある。

残念ながら、現在M10はコンピューターにダイレクト転送するテザー撮影は不可能だ。M Typ240は、マルチファンクション・ハンドグリップを装着する事で、USB転送が可能だった。SLももちろん対応している。

じゃあM10のWifi転送で似たような事が出来るのか、ちょっと実験してみた。

M10のWifiをテストする

M10側でWifiモードをONにすると、しばらく待たされて発信完了となる。それを受けてiPhoneでLeicaのWifiを探して、パスワードを入れて接続する。その後ライカMアプリを起動し、なんどかタップすると接続完了。その間、3分くらいモタモタと設定に手間がかかる。この儀式がなんとも面倒だ。現場でこんな事をやってられるかはさておき、しかし一度接続してしまえば、後はiPhoneがスリープするまでは安定している。スリープしてしまうとまたやり直しだ。

iPhoneにリアルタイムに絵を表示させ、タップでシャッターを切れる。iPhone上のモニターはレイテンシーが0.5秒くらいあるし、連続してシャッターを押すと若干バッファのタイムラグも発生する。物撮りや、人間は温かい所に退避しながら野外を撮る、などの用途なら問題無いが、ポートレートのように瞬きのタイミングを見てシャッターを切ったりするのには不向きだ。

しかし逆にiPhoneからシャッターを押すのでは無く、カメラマンは普通にカメラを使って撮りまくって、自動的にiPadに撮影結果を表示させ、常時クライアントやモデルに現状を確認させながら進行するには、このシステムで全く問題が無い。シャッターが切れてからiPhoneに撮影結果のプレビューが表示されるまでは3秒ほどだ。テンポよく撮影結果が表示されていく。これ、一昔前のFirewire等のテザーより速くない?

Wifiの良い所は、カメラ内のSDカードをプレビューしているだけなので、次のシャッターを押すのにプレビューが転送し終わるのを待つ必要は無い。

Wifiプレイバックはほぼ完璧

そして撮影した作品をiPhone上でリモートでカメラ内部のプレビューを確認するのは、意外にも実に快適だ。iPhone内部写真を閲覧するのとほとんど変わらず、撮ったそばからどんどんフリックして美しい映像を確認出来るし、ピンチして拡大縮小の動きも問題無い。

等倍近くまで拡大すると、オリジナルより圧縮して表示しているのが分かる。等倍表示してビッシビシに解像しているのを愛でるような用途には、ちゃんと転送する必要があるが、とりあえずピンがちゃんと来ているか、余計なモノが写り込んでいないかを確認するにはプレビューで十分だ。

電源の問題

Wifiを活かすとバッテリー消費が激しいらしい。スタジオ撮影に使うなら、出来ればバッテリーじゃなく壁コンから電源供給したい所だ。

ところがM10は裏蓋が開いていると警告が出て、一切の撮影を拒絶してくる。M9は内部のボタンを指で押す裏技で誤魔化せたが、M10はもっと複雑になっている様だ。ライカはなぜそんな事を頑張るのだろう。

なのでよくあるバッテリー形状の社外電源供給システムは、今の所M10では難しいだろう。Wifiを半日付けっぱなしにするなら、フル充電バッテリー3個は無いと不安かもしれない。

結論としては、M10 Wifiは十分実用で、やりたい事は現状で結構出来るかもしれない。今度、実践でぜひ使ってみたい。

 

Leicaを持ち歩いていると友達が出来る?

羽田空港の待ち時間に、飛行機とかオッサンの後頭部とかツマラナイ写真を撮りながら首を傾げていたら、とても紳士的なLeica使いの方が声をかけて下さった。お互いの健闘を称え合い、お互いのカメラで撮りあった^_^ ライカを持ち歩いているとこういう出会いが結構ある。彼が手に持っていたカメラはLeica DⅢ!ビンテージの質感は大好きだが、僕はここまで遡る勇気がない。凄い!


Leica DⅢ, Elmar 5cm f3.5, by 三河量平さん。被写体はichiro。

その時の写真を送って下さり、ブログも教えて頂いた。三河さんの作品は、どれもこれも本当に素晴らしい。それもそのはず、写真展を開かれる様なエキスパートの方でした。お近くの方は是非足をお運びください。
https://ameblo.jp/peco40361/

三河量平 写真展 【開催中!】
《Finally we are no one》

期間:
2017年9月27日~10月29日

場所:
滝川珈琲工房ピーベリー

住所:
〒073-0022 北海道滝川市大町1丁目5-28

, , , ,