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構図の添削

Chime. Leica S-E (Typ006) + Leica Summarit-S 70mm f/2.5 ASPH (ƒ/2.5, 1/60s, ISO 100) ©2018 Saw Ichiro. 先日、構図改善大作戦でちょっと紹介したが、最近の僕の写真が現役デザイナーにどの様に指摘されたか、いくつか例題を出してみる^_^。まずは写真を貼って、その次に構図の添削付きを順番に並べるので、答えを見る前にどこを改善すべきか、是非貴方も僕の駄作を添削してみて欲しい。 構図と言っても三分割法や水平線を水平にと言った教科書的なTipsではなく、現状をどうしたらもっと良くなるかという、もうちょっと実践的な話だ。感覚的な要素も多分にあるし、もっと良いアイディアもあるかもしれないが、いずれもこの添削により、恐らく元よりはベターな結果になるだろうと僕も思う。 先日の記事を読んで下さった方ならもうお分かりと思うが、現役デザイナーとは僕の嫁の事だが、嫁というのも呼び名としてはどうもやりにくいので、彼女の昔のハンドルネームを取って、ピーチ先生と呼ぶ事にする(笑) 例題 1       記憶に残っているピーチ先生の言葉を意訳すると、子供の足下が窮屈すぎる。右下のウォーターマークがゴチャゴチャ感をさらに助長している。綺麗な空を見せたいのか、子供が下を向いて何をしているのか、興味の対象をどちらかに決めた方がいい。(トラックパッドで文字を落書きしているので読みにくくて失礼!) 例題 2    …

フォトグラファーに向くディスプレイはどれだ 2018年編

Appleが自社製ディスプレイの販売終了したのは2011年。現在AppleストアではLGのディスプレイが2機種、販売されている。僕は今までほとんどディスプレイに関心が無かったので、MacBook Proのレティーナで十分と思っていたが、これがjpgの8ビットすら満たしていないと分かり、10ビットディスプレイが少し気になり始めた。 ちょっと調べた感じでは、そもそもMacのThunderbolt 3もしくはUSB Cに対応したディスプレイの選択肢はほとんどない。アップルストアのLG UltraFine 4Kと5Kモデルは色深度の詳細な記載が無いが、4kモデルが8bit、5kモデルが10bitと確認した。 LG UltraFine 4Kと5K仕様比較 LG UltraFine 5K Apple Store LG以外のUSB C&10bit(10億色)対応ディスプレイとしては、BenQ SW271(4Kモデル)が評価が高い様だ。(今日のトップの写真)同じ27インチのLG UltraFine 5Kに近い価格設定だが、しっかりした遮光フードが付属していたり、出荷時のキャリブレーション済み、ノングレアパネル、Adobe RGBカバー率99%(sRGB100%)など写真編集用として全ての条件が申し分ない。両方ともコスパが高く、多いに迷う所だ。 外部10bitディスプレイの能力をフルに発揮するには、コンピューターのGPUが10bit出力をサポートしていなければならない。8bit弱?のレティーナディスプレイを持つMacBook Pro(2017)が、外部10bitディスプレイに正しく対応しているのか、ネット上でほとんど正確な記述がなく、仕方無くアップルストアに電話したらなんと店員さんも誰も知らない。オンラインストアの購入サポートに確認してようやく13インチ、15インチモデルいずれも問題なく対応している事が分かった。 ちなみにjpegに書き出す際に、LightroomでもCapture OneでもカラープロファイルがAdobeRGB、sRGBと選べるのだが、貴方はどちらを選択しているだろうか。僕は何も考えずに適当にsRGBを選択していたのだが、AdobeRGBの方が色再現範囲が広く、より豊富な色を表示できる。無知とは恐ろしい。 出典:Studio9 しかし市販の液晶モニターのほとんどがsRGB基準なので、印刷前提でなければAdobeRGBは現状はあまり意味をなさないどころか、むしろAdobe RGBモードで書き出したjpgをsRGBしかサポートしないディスプレイで表示すると、意図した色とは異なる色に表示される場合があり注意が必要だ。 印刷を考えるならAdobeRGB、そうでない場合はsRGBを推奨している人も居た。こうやって人は、だんだんとマニアックな領域に足を踏み入れていく(笑)しかしiPhoneのアプリ現像のみで、あちこちの賞を取りまくっている先輩諸氏も居たりして、ディスプレイの良し悪しと良い写真とは多分、関係ない^_^ むしろ大画面で微細な部分にこだわるより、小さい画面で大局を見渡せる方が思い切った行動に出やすかったり、普遍的な作品を作りやすいのかもしれない。それでも他人に見せる以前に、写真は本来自分で楽しむためのものだし、美しいディスプレイはやっぱり日々の生活をちょっとだけ豊かにしてくれる。…

問題は、構図だ!

この人の写真、超スキ。このおじさんの人柄もスキ^_^。Wedding Photography Tips: Storytelling with Joe Buissink いつも注釈しているがこのブログはベテランの方を対象にしていない。不器用な素人の自虐ネタを赤裸々に書いているだけだが、それなのにたくさんのベテランの方から心温かいメッセージを頂き、謝りたい気分になる(笑) 今日も、写真や絵画の専門教育を受けた事の無い、僕と同じくらいの平民の方々ための、構図を改善する初歩的な方法を思いついたので^_^、自分なりに書いてみる。 幼少期から成熟期にかけて絵画に深く関わった人の感性というものは、最初から写真を見る目が違う。これは悲しい現実で、分からない人には何が良くて何が悪いのかさっぱり分からないし、分かる人にはなんで分からないのかさっぱり分からないという、両者の間には残酷なほどに深い溝が存在する。 僕の嫁は美大卒で全国6,000社の広告を手がける現役デザイナーだが、明らかに僕とは違う目を持っており、僕の写真をひと目見た瞬間に次々とダメ出しして行く。しかもそのコメントがなるほどいつも的確で、全て納得。指摘されるまで自分では全く気付けないので、ぐうの音も出ないのだ。 僕のお気に入りのFlickrのfavリストを見せても、ほとんどの写真の構図が全然ダメと言う。たくさんいいねも付いてるしそんなはずは無いだろうと一枚一枚、感想とその理由を聞けば、スラスラと問題点を指摘し、その改善方法まで見たそばから言い当てていく。ごくたまーに、これは文句の付け所がない、と100点が付く。だったらおまえが撮れよ、と段々腹が立ってくるw。(ちなみに彼女はライカに全く興味も無いし、カメラの使い方をいくら教えても決して覚えられない^_^。iPhoneでいいらしい。) 彼女に言わせると、歴史に残る絵画で構図がイマイチなものは一つも無いので、無配慮な構図が気になって仕方がないのだそうだ。この発言は、彼女にとって絵画と写真の垣根が全く無い事を示唆している。しかも比較対象が世界の巨匠だったりして、少しは多目に見てもらいたいものだ^_^ 僕の興味は身内の自慢話ではなく、そういう特殊能力を持ち合わせてない僕の様な平民が、どうやってその感覚を享受するかだ。 貴方がもし、成人式をとっくに終えた年齢ならば、残念ながらこの深い溝を一発逆転で飛び越える裏技は無いかもしれない。しかし平民にも、後天的に学び努力した暁には、彼女に褒めてもらえる一枚を撮る道は残されていると、僕は信じたい(笑) そこで僕が考えた作戦はこうだ。たった一時間で、貴方の構図が変わる(かも)。   構図改善・大作戦 例えばボナールから始める。このYoutubeは一枚につき6秒間、次々に名作が表示されていく。これを漫然と鑑賞して楽しむのでは無く、貴方が実際にこの場所に行き、Leicaを構え、ライカのシンプルなフレームの中にこの絵が見えていると想定するのだ。 貴方はここでシャッターを切る。貴方は今、ボナールと同じ構図で撮っただろうか。そこにはボナールと自分と、構図の捉え方の違いが必ずあるはずだ。彼と自分と、どう違ったのか、何が違ったのか、そして何故、彼はそうしたのか。その違いを認識し考える事が、スタートラインだ。 Pierre Bonnard: A collection of 783 works (HD) 構図の学習に写真では無く絵画を選ぶのは、絵画の場合、最初の一筆目から描き手の意思と計算が存在する点で、半ば受け身的に目の前の状況を受け入れたかもしれない写真集よりも、驚きがある。 構図に唯一の正解は無いので、ボナールと同じ構図に矯正する必要は無い。冒頭のJoe…

最近出会った写真家と画集

今日はここ最近出会った写真家、最近買った画集を紹介しようと思う。 Sarah Moon どこまでも優しく、柔らかい陰影の世界。嗚呼、美しい、、、 冒頭のYoutubeを見ると必ずフィルムカメラが欲しくなるので閲覧注意!先日、彼女の個展を覗いて存在を知った。5月4日までやっている。動画の写真とは別のものだが、無料なので東京近県の人は是非訪れて欲しい。 sarah moon 巡りゆく日々 2018.4.4 WED - 5.4 FRI 12:00 - 19:30 無休 入場無料 シャネル銀座ビルディング4F http://chanelnexushall.jp/program/2018/dun-jour-a-lautre/   Pierre Bonnard / Painting Arcadia 写真では無いが、いつも構図の詰めが甘いとデザイナーの嫁から叱られ続けているので^_^、勉強のために絵画集ももっと積極的に見る事にした。 画集など買った事も無かったし、ナビ派、ポスト印象派等に今まで特段興味を抱いた事も無いほど、僕は絵画の世界に疎いのだが、まずはソールライターが生涯愛したと言われるボナールから選んでみた。 サイズも大きく立派な画集で、相当点数があり見応えがある。ソールライターのルーツは写真では無く、絵画にある事を実感出来る一冊だ。何気ない景色に目を向ける肩の力の抜けた感じ、被写体の手前に大きく何かを入れる手法や、端っこから覗き見する様な視点が、そのまんまだ^_^ 絵画の場合、構図が良くないという話題が相対的に少ないのは、「構図」とわざわざ意識せずとも書き始める最初からどう書きたいのか、何もかも一筆目から自分の意思が存在する。写真の場合は、我々一般人の構図がイマイチなのは、目の前の与えられた現状を受け入れる、一種の妥協的な受け身の姿勢で、取り敢えず撮ってしまうからだ。瞬間を捉えるため時間的な制約も厳しいし、撮る時は決まって慌てている。^_^ 写真で成功している人は、この受け身の妥協を許さない人、写真は自分の絵画である、自分の絵画の構図は自分で決めるという強い意思の人ではないかと思った。構図の勉強には絵画が欠かせない教材だ。…

Leicaに似合うレザー・カメラバッグ

皆さんはどんなカメラバッグをお使いだろうか。ソニーを使っていた頃は機能一点張りで、雨に濡れない、カメラを取り出しやすい、たくさん入るなどの理由で選んでいたが、ライカを所有する様になると、多少奮発してもそれ相応の美しい革バッグが欲しくなるから不思議だ。カメラとバッグは、どこかその精神がリンクするモノらしい。 ちなみに現在は、普段はM10ホルスター。しまう時は15インチMacBook Proも入るマンフロットのデカイやつをメインに持ち歩いているが、全体的にクタクタでそんなに気に入ってない(笑)アルティザン&アーティストWCAM-7500Nなども雨が降られても絶対に濡れなそうな造りで気になっていたのだが、今の趣向は「機能」よりも「素敵」な方に振れている。 フィリピンに行った時に少し探してみたが、これだ!!というモノは見つけられなかった。フィリピンでは時々とんでもないスコールが降るらしく、一瞬でバッグの中までビショビショになるらしい。やっぱり雨対策は大事か。 今日少しネットサーフィンしてみて、良さそうなレザーバッグ4社をメモ。いずれもLeica Mを収納するのに相応しい。さてどれに行こうか。 wotancraft 多分、台湾のメーカーだが、Youtubeでよく見るライカ使いのSteve Huff氏がいくつも動画をアップして絶賛してた。お金もらってんのかな?革が柔らかく、磁石でオープンした中にさらにジッパーが装備され、常に盗難防衛に気を配らなければならない海外渡航時には、一番安心かもしれない。造りもかなり良さそうだ。日本代理店はOriental-Hobbies。   Oberwerth ドイツの高級ハンドメイド。少々お高いがこれは美しい。ドイツのサーバーに日本からアクセスすると重い重い。しかしバッグ以前に写真が素晴らしく、写真が確実に商品価値を高めている。こういう商品は写真が全てだと思うのだが。雨の侵入を防ぐ工夫など要点をしっかり抑えている様だ。国内で実物を見れる場所がないかなあ。代理店はケンコー・トキナー オンラインショップ。   株式会社Acru(アクリュ)  やっとみつけたメイドイン・ジャパン。シンプルだしこの中では一番軽いかも?高解像度写真が無いのがちょっともったいない気もするが、こういう小規模感のあるクラフト・マンによる手作り製品が、僕は最も触手が動く。馬の革らしく、命に優劣は無いけれどもちょっと可哀想な気持ちに?ならなくもない。雨対策もシンプルながら万全。一番気になった「サビカM」が2月20日現在、Sold Out。残念。   ONA 海外メーカーかと思っていたらこちらも日本だった。(N.Y.のメーカーでした。国内代理店はイデアミクス。)ヨドバシでもアマゾンでも、どこへ行っても革製カメラバックを探すとONAが出てきて、日本の営業が行き渡っている。その分、その素敵なバッグ、どこのを使ってるの?!という感じにはならないかも^_^ 実際ヨドバシで見せてもらった事があるが、品質は確か。文句無くカッコよい。雨対策もなされているが、大雨だと隙間から流れ込むかも。(どれも大雨はNGか)かなり革が厚手でしっかりしており、保護製は高い分、やや重い印象を持った。インナーが赤いライカ用がある。 他にこれがオススメ!というのがあったら是非教えて下さい^_^。   (2018年2月21日追記) ご親切に当ブログにTatsukiさんからオススメバッグの情報を頂きましたので追記です。感謝!ちなみに各ブランドの商品群の中で、ここで掲載している写真はどれもichiroの独断、勝手な好みで選んでいる^_^ ポイントは悪天候に有利な、入口を完全に上から覆うシンプルな蓋(カバーと呼ぶのか?)。天面にジッパーの無いモノを基準にしてみた。 それとこの機構には素晴らしい応用編がある。海外の人混みに紛れる時、バッグの表裏をひっくり返して肩に掛ければ、持ち主に気づかれずにそっと蓋を開けるのが実質不可能になり(自分でも開けない)これ以上シンプルで完璧な盗難防止システムは無いと思う。 FILSON 米国シアトルの高級ブランドFILSON。このモデルは特に蓋の隙間の雨対策は施されていないように見えるが、その分、シンプルに徹していて非常に美しい。元はカメラバッグという訳ではないので、お好みのクッションケースにLeicaを入れて使う所も通好み。現地価格で$725.00という事で、輸入したら10万円近く行くかも。切りっぱなしの革の上質なバッグって、ありそうで無い。いい革を厳選しているお値段なのだろう。こんなの買ったら一生モノだ。 日本代理店はOUTER LIMITS社だが、オンラインショップは見当たらない。他もこの革バッグの取扱いのある国内店舗を、残念ながら見つけられなかった。革製品だけでなくコットン製バッグなども充実している。他にMAGNUM PHOTOS (マグナムフォト)…

富士フィルム X-T20のレビューと比較

このブログに現実逃避も出来ないくらい、タイムスケジュールに追われてしまって、個人としての生活に様々な支障が出てきている。ほとんどライカも触れていないし、買って間もないフジは嫁に預けっぱなしだが、今日ようやく時間が取れたので、やりたかった比較実験をしてみた。 プロ・オーディオの世界では、100万円と20万円の機材の間には、超えられない壁がある。20万円の道具でも十分に仕事は出来るが、一度比較してしまうと、個人の好みの問題を超えて、その優劣は誰にとっても明々白々なものだが(民生オーディオは価格と音質が全く比例しない不誠実なモノも多い)カメラも同様の傾向はあるのか?   この写真はお互いを撮ったもので、ライカM10にはSummilux 50mm f1.4 ASPH.、フジX-T20には固定鏡胴ズミクロン50mm f2.0が付いている。固定鏡胴ズミクロンも、カルティエ・ブレッソンやソールライターも愛用した伝説的な銘玉だが、X-T20に付けると今の所、どうもぱっとしない。M10とX-T20では、まだまだ表現力の差がある様に見える。どこか潤いを感じさせるライカに対し、X-T20は乾いている。これを人はライカの空気感とか呼んだりする。 ただし、これはライカはRawで撮っていて、フジはJPG撮って出しの点で、ライカ有利ではある。しかもこの時はフジのJPG設定を極端にいじっていたかもしれない。 フジをJPGで使いたくなるのは、お得意のフィルム・シミュレーションがJPGにしか活かせない(と思ってた)のと、Lightroom CCではそのままではフジのRawを現像できなかったからだ。 X-T20のRawを扱うには、Camera Rawプラグインをアップデートする必要がある。たった今、アップデートしてみたら、途端に便利になった。今まではJPGしか使えなかったフィルム・シミュレーションが、Rawのカメラプロファイルで後からじっくり選べる。これでJPGにこだわらなくてよくなった。 https://helpx.adobe.com/jp/camera-raw/kb/camera-raw-plug-in-installer.html この事は今知ったので(^_^)、この記事に載っているX-T20の写真は全てJPG撮って出し、ほとんどPROVIAスタンダードだ。 違うレンズではよく分からないので、同じレンズで全く同じ設定で、ライカM10とFujifilm X-T20がどう違うのか、大きな価格差が絵に現れるのか。そこが一番の関心事だ。 葉山、音羽の森ホテルでお茶しながら何枚か比較してみた。レンズはいつものズミルックス50mm f1.4 ASPH.だ。   それぞれズミルックスの最短付近の、いずれもJPG撮って出しだ。撮影者位置はほとんど同じだが、X-T20はAPS-Cサイズのため、周辺がクロップされ拡大して見える。全体的にフジの絵作りはコントラストも彩度も高め。どのフィルムモードも多かれ少なかれ同傾向があり、人為的に後から作り込んだ臭があるとも言える。それがハマる事もあると思うが、これが原因でリアリティを損なう場面もあるだろう。わずかな違いだが、総じてライカの方がやや自然な印象か。   こちらはモノクロJPG撮って出しだ。フジのフィルム・シミュレーションはACROSだ。フジは同様にコントラストは強調気味なものの、こっちはライカを同サイズにクロップしたら、言うほど違いは分からないかもしれない。いや、やっぱライカが佇まいが優しいか。 そもそもズミルックスASPHは、6bitコードでレンズ情報が伝わりライカボディで本領を発揮する点で、ここもライカがちょっと有利と言える。  

翔け、フジXシリーズ

Fuji X-E3 + フジノンレンズ XF56mmF1.2 R(左)と持ち込んだ自分のLeica M10 + Nokton 50mm f1.1(右)。 以前から僕は富士のXシリーズに興味があり、X-Pro2か、X-E3を近く導入してみようと思っている。僕は年に数回、ムービー撮影が必要になるのだが、M240の時は全部ライカで行けたので問題なかった。M10になり当然困っている。 先日、富士Xシリーズをヨドバシカメラに触りに行った。少々辛口だが正直に書くと、実機を触ってライカとのあまりの質感の違いに驚いた。本物のピストルと、ゴムとプラスチックで作られたBB弾のエアガンみたい。確かにライカの5分の1のプライスに抑えた企業努力は評価に値する。しかしあれではチョイ悪オヤジの所有欲は満たせない。 ものすごく軽い事もそういう印象を助長しているのだが、黒もシルバーも、主に塗料がマズイ気がする。専門的な工法は僕は分からないが、X-Pro2のグラファイト・エディションが一番嫌じゃ無いと思った。(でも僕に不要な23mmレンズとセットなので買わないが) 特に大口径レンズを装着していると、大きさの差はそれほど感じなかった。X-E3がうわ!小さい!とはならなかった。軽いけど。 ライカの話ばかりしているが、僕は日本を誇りに思っているし、日本の企業に頑張ってもらいたいと心から思っている。ライカより自分にしっくり来るカメラを日本メーカーが作ってくれたら、すぐに協力する準備はできている(^ ^) せっかく中身は、フジXは素晴らしい結果を出しているのだ。Flickrで人様の作例を見る限り、あれ?ライカじゃなくても、これでよくね?と何度か思った。使ってみると色々分かって来る部分もあるだろうけど。 試しに、山ほどついてるボタンを可能な限り減らして、シンプルの美学を強く意識した、金属とバルカナイト革の「X-E4」を富士が作ったら、たとえ価格や重量が2倍になっても僕は買う。(モデル名や社名のプリントも一切不要。その方がかえって話題を呼ぶはず。でも無記名のただの黒い塊にする英断が日本企業にできるか。露出補正ダイヤルも無くして!w) ライカMはレンズもボディも防塵防滴とはアナウンスされていない。(M Typ240以降のMボディは防塵防滴がうたわれていました。失礼しました!)だから相当のヘビーユーザー以外は、普通は大雨や大雪に自分の愛機を晒すことを恐れる。高価なレンズやボディを、雨で壊してもう一台買う羽目になる事だけは避けたい。 ライカレンズの資産を運用できて、ローパスレスで画質も十分。だからフジが防塵防滴に徹底して「世界一頑丈なカメラ」を高らかに謳ったら、少なくとも現ライカユーザーは黙ってはいられないと思うのだ。雨天用、海外旅行用、ムービー用、ライカのサブ機など、家族を説得する言い訳はいくらでも思いつく(笑) マーケティング重視の今までのやり方では、こういうカメラは作れないかもしれない。コンデジを卒業した辺りの初心者層が最もピラミッド人口が多く、ビジネスとしては美味しいのだろう、大人(おっさん)が喜ぶ質感の高いカメラの選択肢が、意外とほとんどない。 マツダ・ロードスターが想定外の世界的ヒットした様に、製作者自身の遊び心、自分が使いたいカメラを思い切り作ってくれ!

Magnum Photosムービー

このムービーは以前にぼんやり眺めただけだったが、何か残るものがあってまた探し出してきた。日本語字幕も無いし画質も悪いが、フル尺で見れる。なんとなく見てるだけでもフィルムライカのシャッター音が心地よく、ものすごくライカを乱暴に扱っていたり(笑)ライカやいろんなカメラを撮りまくっていて小気味いい。 日が落ち始めた、目測露出が難しい時間帯のシーンで、フィルムカメラを取り上げて、露出計を取り出す。一瞬で適正値を読み取りそのまま露出計を放り投げて、すぐに撮り始めるシーンに、僕はプロを感じた。被写体を発見し、露出を測って撮り始めるのに要した時間は5秒だった。 Magnumは世界で最も会員になるのが困難な写真家集団だ。毎年、300人以上の入会希望者が居ると言う。 ”現在、正会員は46人、準会員は3人、候補生4人。まず候補生になるには、会員の半数以上の賛同が必要とされ、候補生になると2年間の仮採用期間を経て、準会員への投票が行われる。その際は会員の3分の2の賛同を得る必要があり、準会員から正会員へも同様。” との事だ。恐ろしいほど狭き門だ。 良い写真家とは何か?と言う問いに対し、彼らは明確な答えを持っている。映画で彼らはこう語っている。 「生き残る為には、個性ある人材が必要だ」 「私たちが必要とする写真家は、最先端(カッティング・エッジ)の仕事をする人だ」 最先端の写真とは、なんだろうか。少なくともライカを使う事が求められている訳では無いだろう(笑) しかし映画を見る限りライカ、そしてフィルムの使用率が高い。当時、彼らがマグナムに入会し、3分の2に認められた「個性」にはフィルムが必要だったのだろう。しかし次の会員には、それと同じ個性は求めていないと明言している様に僕には聞こえる。 停車中の窓から。Leica M10 + Voigtländer 50mm f/1.1 Nokton (ƒ/1.1, 1/500, ISO 100) ©2017 Saw Ichiro. 最先端の写真と言われてもピンと来ないが、例えば最先端の音楽と言う時には、僕はもう少し明確に見渡せる。「音楽」とひとくくりにできるものではなく、ジャンルや文化が毛細血管の様に多様だ。しかし細分化された各ジャンルに置いて、最先端の人たちは確実に存在する。 彼らは先人が築き上げて来た文化を愛し、消化した上で、感性の近い仲間たちと切磋琢磨しながら新しい何かをその文化の上に積み上げていく。今まさに積み上げる事に生命を注いでいる人たち。そこが音楽の一つの最先端だ。だから最先端の人はたくさんいるし、優劣や勝敗ではなく文化を今まさに構成している個性そのものを指す。恐らく写真も同じと思う。 日本には素晴らしい写真家も音楽家も多いが、それぞれが個人プレー的に感じる事がある。「最先端」と言う表現の裏には、背景にチームとしての共通の目標地点がある。つまり最先端とは個性の集合体があって初めて意味を持つ言葉で、一人でどんなに新しいと主張しても「素晴らしい」とはなっても「最先端」とはならないのでは無いか。世界中の才能がアメリカに集まるのは、ある種のチームプレーをしにN.Y.に行くのだ。だから新しい文化やカッティング・エッジが、アメリカから生まれるのでは無いか。 群れるのが嫌いとか、俺は一匹オオカミとカッコつけるより、意識の高いチームに所属する事こそ意義があるのでは無いかと、最近思う様になった。なので僕を入れてくれる日本の写真集団があったら入りたいと思い(笑)真面目に近所を探してみたが、初心者向きの写真教室みたいな所しかみつけられなかった。 照沼さん。葉山パッパニーニョより。Leica M10…

M10ホルスターをもっと便利に

ウェストポーチをホルスターに装着すれば、カラーチェッカーや露出計など常に手元に置いておく事が出来る!と思って買ってみた。僕の場合すぐ手元に無いと、どうしても取り出すのが億劫になって使わなくなってしまう。 そして買ってから気づいたのだが、ホルスターのベルトは外す事が出来ず、つまりズボンのベルトを外して装着するウェストポーチが装着出来なかった(笑) なんとか工夫して付けてみたが、でかすぎるしブラブラするし感じがよくない。だいいち、超美しいライカの黒革の質感が、これでは台無しだ。失敗。 露出計はどうせ普段あまり使わないので(手元に無いから使わないのだが)、ここは欲張らずにカラーチェッカーとホワイトバランスカードだけが入る、薄い黒革ケースを気長に探すことにする。 そんな話の中で、晴れ時々ジャズ、雨のちカメラの汎猫さんに教えて頂いたARTISAN&ARTISTの防水バッグが気になってきた。雨の日にはこれしか無いという感じの完全防備なのに、外見はスタイリッシュだ。マジックテープが介入するのも素晴らしい。空ける時に大きな音がするので、海外での盗難防止にマジックテープが最適なのだ。 他にもMacbook Pro 15インチが入るもの等、いろいろ違うモデルがあるのでそのうち試してみる。