11月 2017

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Leica M10P?

今日はいつにも増して、さらに下らない投稿。自前のLeica M10P仕様。^_^ 黒テープを貼っただけだが、うん、これでいいかもしれない。これで、このカメラがライカだと判別出来る人は500分の1くらいになるだろう。しかもM10と当てられる人は相当のマニアじゃないかな。でも赤ロゴが無い方がカッコよく見えてきた。 M9Pの様なエングレーブ(天板のLeicaクラシックロゴ刻印)もちょっと羨ましいのだが、ライカに刻印を頼むと費用は5万円、ドイツに輸送して3ヶ月かかるらしい。 M9Pではエングレーブが最高にカッコよかったが、M10は薄型化の上にISOダイヤルが新設されたので、天板ロゴは若干うるさいかもしれない。それならその費用で台湾にでも写真旅行に行く方が有意義かな。 黒ボディの似た条件でも、エングレーブは一応ありかもね。 From left to right. Leica M3, Leica M9, Leica M9-P, Leica M-P240, Leica M10. http://gavinpitts.com/tag/leica-m10-vs-leica-m9/ せっかくシンプルなんだし、やっぱり黒は真っ黒でいいや。シルバーのM3をいつか買うぞー。(酒のつまみ用に) そしてトップの写真を撮ったのは、今日買ったFUJIFILM X-T20。 こっちはM10で撮った。ちなみに装着してるレンズはLeica Elmarit 90 f2.8。 急に本日、仕事で動画が必要になり、現場に向かう途中で、構想を温めていたフジXシリーズを買った(笑)新宿ヨドバシカメラの担当の方がとても親切で、ポイントも合わせて随分融通して下さった。フジレンズは買わずに、Fuji XーライカMマウントアダプタだけ購入。純正は2万円するがK&Fは2,800円。見た目は褒められたものでは無いが、実用上、これで全く問題なし。 最寄りの横浜ヨドバシでは純正マウントアダプタしか取扱いが無いという事で、急いでいたが新宿まで足を伸ばした。…

Leicaレンズ沼の攻略法(入門編)

今日は一日助手席だったので、移動中ずっと車内からのスナップに興じた。Leica M10 + Leica Summilux-M 1:1.4/50 ASPH. (ƒ/2.8?, 1/125, ISO 100) ©2017 Saw Ichiro. 「ライカを買いたいが何がオススメか」と問われたら、ほとんどのライカ・ユーザーは、待ってましたとばかりに、うざいくらいにウンチクを披露しながら懇切丁寧に教えてくれるはずだ(笑)僕も含め、普段からそんな事ばかり考えてる連中だ。 今日は速射性を意識してSSは固定。ライカの内蔵露出計に緩く従って、目視無しで絞りを回しまくっているためf値は特定できない。Leica M10 + Leica Summilux-M 1:1.4/50 ASPH. (ƒ/2.8?, 1/125, ISO 100) ©2017 Saw Ichiro. これからカメラを買うという人に「何を撮るのか?」と聞くベテランが居るが、それは野暮な質問かもしれない。意識の高い人はストリート!とか即答出来るかもしれないが、とくに最初は彼女だって家族だって風景だって花だって車だって、お気に入りのカメラで、何でも撮りたいに決まってる。そもそも何を撮るか最初から制約を課す必要もない。(確かにライカはマクロと動きモノには向かないが)…

M10との契りを交わす!

どうでも良い話だが、ライカMには、底面に傷防止の透明フィルムが貼ってある。工場出荷時から客の手に渡るまでの保護シールと思うが、多くのライカユーザーはこれを剥がさない。大して目立つものでも無いが、これもまた美観を守るために、それ自体が本来の美観を損なうパラドックス。そう思いつつ、僕も今日まで剥がせないでいた。M10を手放す事になるのか見極められなかったからだ。これをこれから剥がすw。 ついでに裏面のモデル表記のシールも邪魔だ。このシールは英語と韓国語で書かれていて日本語は無い。日本で買ったのに何でだ? 全部剥がすと、底面は真っ黒になる。 ああ、スッキリw。一応報告としては、保護シールをはがすと黒いインフォシールがやたらベタベタしていて、多分こっちも一緒に剥がしたくなる。そしてこのシールが頑固で、ボディに付着したベトベトがなかなか落ちず、エタノールを使って苦労して落とした。なので人様には保護シール剥がしはオススメはしない(笑) 一つだけ気になるとすれば、M10Pがいずれ登場した時に、果たしてそれに抗う事ができるか?でもまあいい。その時はM10をPバージョンに改造してくれるサービスも確かある。 M10Pが出るとすれば今までの流れで言えば、フロントのLeicaの赤ロゴが無くなる。この赤ロゴ自体は僕は嫌いじゃ無いが、見た目だけで言えば、M9Pの方が今でもカッコいいと僕は思っている。 M9Pを購入した時には、僕は迷わずPを選んだのだが、M9の場合は赤ロゴだけじゃなく、フロントに「M9」とデカデカと書かれて、これが説明的で好みじゃなかった。その意味ではM10は最初から赤ロゴしか無いから、見た目上のPとの違いは小さいと予想される。 Leica M10 + Leica Summaron-M 1:3.5/35 (ƒ/3.5, 1/60s, ISO 800) ©2017 Saw Ichiro. Leicaの赤ロゴは、邪魔な様でとっても分かりやすいアイコンではある。 さて、何か一枚撮るか、と人前でライカを取り出すと、だいたい決まって、下記の様なやり取りが行われる。 「うわ、それライカじゃ無いですか?」 「よく分かりますね」 「それ、すっごい高いやつじゃ無いですか?」 「高いですよ、ふざけた価格ですよ」 「いくらくらいするんですか?30万とか?40万とか?」 「レンズと合わせたら130万くらいかなあ」 「マージーでー?!」 誰でもライカという響きは知っている様で、高級品であるイメージもあるらしい。不思議な事に、本当に毎回ほとんど同じパターンのやり取りがある。…

翔け、フジXシリーズ

Fuji X-E3 + フジノンレンズ XF56mmF1.2 R(左)と持ち込んだ自分のLeica M10 + Nokton 50mm f1.1(右)。 以前から僕は富士のXシリーズに興味があり、X-Pro2か、X-E3を近く導入してみようと思っている。僕は年に数回、ムービー撮影が必要になるのだが、M240の時は全部ライカで行けたので問題なかった。M10になり当然困っている。 先日、富士Xシリーズをヨドバシカメラに触りに行った。少々辛口だが正直に書くと、実機を触ってライカとのあまりの質感の違いに驚いた。本物のピストルと、ゴムとプラスチックで作られたBB弾のエアガンみたい。確かにライカの5分の1のプライスに抑えた企業努力は評価に値する。しかしあれではチョイ悪オヤジの所有欲は満たせない。 ものすごく軽い事もそういう印象を助長しているのだが、黒もシルバーも、主に塗料がマズイ気がする。専門的な工法は僕は分からないが、X-Pro2のグラファイト・エディションが一番嫌じゃ無いと思った。(でも僕に不要な23mmレンズとセットなので買わないが) 特に大口径レンズを装着していると、大きさの差はそれほど感じなかった。X-E3がうわ!小さい!とはならなかった。軽いけど。 ライカの話ばかりしているが、僕は日本を誇りに思っているし、日本の企業に頑張ってもらいたいと心から思っている。ライカより自分にしっくり来るカメラを日本メーカーが作ってくれたら、すぐに協力する準備はできている(^ ^) せっかく中身は、フジXは素晴らしい結果を出しているのだ。Flickrで人様の作例を見る限り、あれ?ライカじゃなくても、これでよくね?と何度か思った。使ってみると色々分かって来る部分もあるだろうけど。 試しに、山ほどついてるボタンを可能な限り減らして、シンプルの美学を強く意識した、金属とバルカナイト革の「X-E4」を富士が作ったら、たとえ価格や重量が2倍になっても僕は買う。(モデル名や社名のプリントも一切不要。その方がかえって話題を呼ぶはず。でも無記名のただの黒い塊にする英断が日本企業にできるか。露出補正ダイヤルも無くして!w) ライカMはレンズもボディも防塵防滴とはアナウンスされていない。(M Typ240以降のMボディは防塵防滴がうたわれていました。失礼しました!)だから相当のヘビーユーザー以外は、普通は大雨や大雪に自分の愛機を晒すことを恐れる。高価なレンズやボディを、雨で壊してもう一台買う羽目になる事だけは避けたい。 ライカレンズの資産を運用できて、ローパスレスで画質も十分。だからフジが防塵防滴に徹底して「世界一頑丈なカメラ」を高らかに謳ったら、少なくとも現ライカユーザーは黙ってはいられないと思うのだ。雨天用、海外旅行用、ムービー用、ライカのサブ機など、家族を説得する言い訳はいくらでも思いつく(笑) マーケティング重視の今までのやり方では、こういうカメラは作れないかもしれない。コンデジを卒業した辺りの初心者層が最もピラミッド人口が多く、ビジネスとしては美味しいのだろう、大人(おっさん)が喜ぶ質感の高いカメラの選択肢が、意外とほとんどない。 マツダ・ロードスターが想定外の世界的ヒットした様に、製作者自身の遊び心、自分が使いたいカメラを思い切り作ってくれ!

M10のサムレストと純正ストラップ

Leica M10。篠崎さんより。 先日アクセス解析を入れてみたら、いつの間にかこのブログに毎日100人近くの方が訪れて下さっている事を知った。ありがとうございます。しかしそうなると緊張して、今までの様に酔っ払って好き放題書けなくなる(笑)以後、もう少し言動に気をつけます。。。 このところ何だか文句ばっか書いてたのでw、今日はもっと有益なお話。 このブログにお声がけ下さったM10ユーザーの篠崎さんから、貴重な情報を頂いた。篠崎さんは僕が絶対撮れない様な、ごく至近距離からの素晴らしいストリートを撮られる方で、何度かお写真を拝見しイチローはどんどん自信を無くす。(^ ^) ライカM10純正サムレストより、サードパーティ製の方が使いやすい様だ。僕は元々サムレストは使わないのだが、購入を検討されてる方の参考になればと思い、篠崎さんのご承諾を頂いたのでこちらに紹介します。 ”さて、今日仕事の帰りに気になっていたM10用のThumb supportを購入してきました。今までM9に付けていたサードパーティー製のThumb spportと交換のつもりでいましたが、いざ替えてみると今まで使っていたものの方がしっくりくるので交換するのを止めました。 今までのものの良い点、 1)指の当たる部分が薄く、指に馴染む  2)ホットシューが付いているので、ファインダーを付けることができる。 M10用だとファインダーを付けようとするとサムサポートを外さなければならない。” との事です。ちなみにこのシューは外部ファインダーを装着する目的のもので、ストロボやEVは機能しない様だ。   ”その後、シュー周りを仔細に見たところEVFの端子部分が気になりました。私のM9に使っていたのは、隙間が有って埃が気になります。M10純正は指の当たる部分の厚みが気になるしで、一度サムレストを付けないで使ってみることにしました。 ブライトフレームの無い広角レンズなどのためのファインダーをシューに付けて使うことを当たり前のように考えていましたが、私の場合はLVを使えばファインダーは要らないなと半ば結論づけています。” 篠崎さんのサムレストは、恐らくこれかな。 それからM10純正の革ストラップにも、やや問題がある様だ。 ”純正のストラップをイチローさんは使っていませんが、私は最初使おうと思いましたが、いかんせん長過ぎます。M9で使っていたアルチザンのストラップを使い続けることにしました。大柄の人間に合わせてあるのでしょうか、Artisanより20センチ近く長かったです。” なるほど僕はストラップはちらっと覗いただけで、そのまま箱にしまったまま、長さまでよく確認していなかった。オランダ人が世界で最も長身だそうだが、お隣のドイツ人もデカいからなあ。 今日の写真は全て篠崎さんに送って頂いたものです。篠崎さん、貴重な情報ありがとうございます。 (2017年11月12日 追記) ”ストラップですが、M10に付いてくる純正のストラップは格好良くて使いたいですが、長過ぎます。 純正ストラップ 1100mm  <多分ヘソ辺り Artisan    …

アンチ・ライカ

その昔、僕はクルマばっかり撮っていた。というかクルマを撮るためにカメラを買った。当時はカメラ自体に大した興味は無かった。2007年 by ichiro 「それは最高の趣味カメラだね」と言われた。今年の夏、あるプロカメラマンと酒を飲んだ時の話だ。その言葉の裏には、複雑な思いが入り混じってるのを僕は感じた。 実は僕は、アンチ・ライカの人の気持ちが分かる。何もかも価値観が違いすぎて、シンプルの美学なんて言われてもさっぱりピンと来ないと思う。では、あなたはコンピュータは何を使っているだろうか。Macしか使わない!そう豪語する貴方は、一度ライカと深く付き合ってみたら、多分ハマる。人間とカメラとの間に、初体験の親和性を感じるはずだ。 実際には彼はアンチライカでは無く、その時も彼はパナソニック製の小型ライカを携えていた。彼はかつてTVの世界で大いに活躍した人だ。しかし無礼にも、何も知らないアマチュアの僕の方が、ヘラヘラしながらLeica Mの最新鋭、M10をぶら下げていた。誰が見ても構図が反対だ。 Leica M10 + Summilux-M 1:1.4/50 ASPH. (ƒ/5.6, 1/125, ISO 100) ©2017 Saw Ichiro. 僕は彼に対する不快感や否定する気持ちは全く無いし、むしろ尊敬に値する人物だ。カメラ談義、特にライカの話で盛り上がった。彼はライカに一種の憧れを持っていた。いやむしろ強い興味があると思った。だからこそプロとしての自尊心を守るために、なんとかしてライカを買わない理由が必要な様に、僕には見えた。 「仕事に使うにはキャノンじゃなきゃダメだよ、多灯ストロボ使用時の肌の色は、キャノンでなければ出せない」「ライカの絵はキャノンを加工すれば得られる」という様な事をおっしゃっていた。一回り上の先輩だし、酒の席だし楽しかったから、僕はなるほど、うんうんと一言も反論せずに聞いていたが、実はそのいずれも反論がある。 言っている意味も気持ちも分かる。しかしライカはマニュアル撮影を楽しむだけの趣味カメラというのは、正しく無い。Leicaの本質は、一切の妥協の無い本気の仕事カメラだからだ。 運動会、レースなら、キャノンの方がいい。全てのシーンを絶対に抑えなければならない結婚式も、ズームレンズ&オートフォーカスの方が無難だろう。プロカメラマンを僕はリスペクトしているし、僕も昔、かっ飛んでくるF1を連写するのに夢中になったが、カメラの仕事はそれだけじゃ無い。 ライカは自らの美学を発信する芸術家の右腕に相応しい、こちらもプロの道具なのだ。 by ichiro。小さい写真なら残っていたので引っ張り出してきた。2007年の富士。この時はPentax K10Dだったかな。ちょうど10年前か、懐かしい。 日常の中から美を切り取るストリート、深く個性を写し込んだアー写、ジャケ写、ポートレート、ルポルタージュ。ライカの強みを発揮する場面は多い。アンチ・ライカの共通点は、ライカを所有した経験がない事だ。出てくる絵は、どうしても僕はルクスやノクチの方がセクシーに見えるのだが、カタログのスペック表だけ眺めてもその優位性に気づけないのは、当然の事だと気が付いた。 僕がクライアントだったら、キャノンを加工してライカっぽくした絵が欲しいんじゃ無い。ライカやハッセル、ローライで勝負している人は、周囲の潮流に抗い、数値化できない何かを信じ求める人だ。何でも無難に撮れる人じゃなく、何か一点に突き抜けてる人。自分の大切な仕事はそういう尖ったフォトグラファーに頼みたいのだ。…

レンズ保護フィルターは必要か

これはN.Y.の写真家、William Kleinのムービーだ。有名人だがこの人を語れるほど僕はよく知らない。彼が使ってるフィルムライカは何だろう。 このムービーの良い所は日本語ではなく、英語の字幕がある事だ。(具体的に何を喋ったのか検証できる)僕はニューヨーカーの発音が苦手で、今まで二度行った事があるが、その度に会話に聞き取りに難儀した。単なる僕のメモだが、N.Y.渡航前の耳慣らしに、このムービーはうってつけだ。行く予定は無いが(^ ^) ところで僕は今日、ズミルックス50 ASPH.の保護フィルターを外すことに決めた。僕はレンズキャップを付けない派なので、高価なレンズを直接触ったりぶつけたりするのを恐れていたのだが、もうやめた。つまり、もうこのレンズは手放さないと決めたのだ。 実はズミクロン50もズミタール50もズマロン35もエルマリート90も、フィルターはとっくに外していた。(ノクトンだけはまだ付けている。多分手放すから。) 完全にレンズを裸で持ち歩く訳だが、今までの自分が撮った写真は、常に一枚余計なガラスが噛んだ絵だった。その事がなんだか急にアホらしく感じてしまった。今使うために僕はこのレンズを買ったのに、未来の事故を心配する余り、常にピュアな状態では使えないなんて本末転倒じゃないか。 運動会の前の特訓 – Leica M10 + Voigtländer 50mm f/1.1 Nokton (ƒ/1.1, 1/60, ISO 3200) ©2017 Saw Ichiro. ファインダー内に埃が入る噂を聞いて、怖くてライカ購入に踏み切れない人をどこかで見かけた。僕の友人はセンサーへのチリの付着を恐れて、レンズは絶対にボディから外さない。(レンズ交換自体をしない)またある知人は中古ベンツのオープンを買ったが、雨漏りを恐れて買ってから一度も屋根を開けた事がないという。 これらは余りに清潔で、余りに平和な現代日本の心の病だと思っていた。笑い話の様だが、レンズに保護フィルターを付けなきゃ気が済まないのも、似た様なものだとも思った。 何かを恐れるという事は、心を奪われている状態だ。僕はたかがLeicaレンズごときのために、心を奪われていた。確かにチリ一つないピッカピカの美しいレンズを眺めると、この美しさは今だけと思うと多少残念ではある。それでも手元のミクロな話よりもっと外に目を向けて、残り人生を謳歌する方がいい。レンズより人間の心の方が大事だ。 江ノ島水族館 – Leica…

カルティエ・ブレッソンの教えをM10でやってみる

撮影前に気合を入れる(笑)HASSELBLAD 500C, Makro Planar CF 120mm F4 T* 設定は全く覚えていないw by ichiro いよいよ仕事が忙しくなってきたので、またこのブログに現実逃避することにする(笑) この秋に手放したHASSELBLAD 50周年記念 500C & Makro Planar CF 120mm F4 T*で撮った最後のフィルムの現像が上がって来た。現像に出そうと思いながら数ヶ月間、使用済みフィルムをバックに入れたまますっかり忘れて持ち歩いていたら、カビが生えてしまった(笑)。それだけM10が面白かったとも言える。汚らしいのでアンダーにして誤魔化す。 HASSELBLAD 500C, Makro Planar CF 120mm F4 T* by…

ライカの内蔵露出計

ドイツベルリン。宿泊していたお宅で、ママが僕のライカを見て素敵なコレクションを引っ張り出してきてくれた。Leica M + Leica Summilux-M 1:1.4/50 ASPH. (ƒ/2.4, 1/90, ISO 640) ©2017 Saw Ichiro. 「だってマニュアルだしなあ」とライカに興味はあっても使いこなす自信が持てない人のために、是非ここで紹介してみたいと思っていた。実は、ライカのマニュアル露出は「超」カンタンなのだ。ライカの優れた内蔵露出計がマニュアル操作性を著しく簡単に、便利にしてくれている。 M10のファインダーをiPhoneで撮ってみた。 絞りもSSダイヤルも同じ方向性に工夫されているので、好きな方を▶︎ ◀︎の向きに回すだけ。もちろんM10で新設されたISOダイヤルも同じ理論に従っている。つまり、ファインダーから目を離すことなく、f値などの数値を意識する事もなく、極めて直感的に操作出来る。 物凄いシンプルなシステムだが、これ以上に優れた方法が他にあるだろうか。覚えなきゃいけない事は何も無い。一度理解してしまえば小学生でも扱えるカメラなのだ。いや重さが無理かな。 (Leica M6以前は露出計が無いためSSダイヤルの方向性は逆だった。) ただ、絞りの場合は回し切ると止まるので、それでも適正露出に満たない場合はISOに手を伸ばす事が出来るが、SSダイヤルは無限に回る。当然、気持ちよくクルクルやっていると気づかないうちに1/2sとか1sとかに至って、ノイズリダクション処理が始まり完全にシャッターチャンスをロストする(笑) それでもここは芸が細かいライカで、ダイヤル最後のAと1/4000sの間はクリックが若干硬くなり、一周して1/4000sに至る事故を防ぐ気配りがなされている。反対回しの場合には、今度は最後のAとB(バルブ)の間で軽いストッパーがかかる。(要は境界点であるAから外に出る時にのみ反発力が増すカラクリ)こんなマニュアルにも書いてない部分にまで、人知れず手間とコストをかけているライカに拍手を送りたい。 その前にB(バルブ)に至ると▶︎ ◀︎マークが消失して気づける様にもなっているので、よほど慌ててない限り、ここを誤って突き進む人はいない。いずれにせよSSダイヤルで露出をコントロールする際には、予め適切なISOを設定しておく事が大切になってくる。 SSダイヤルをA(オート)にすると、▶︎ ◀︎マークがシャッタースピードの数字に変わる。古典的な時限爆弾みたいな赤い数字が、なんとも味わい深い(笑) 表参道の窓。Leica M typ…

世界で最も愛されるカメラ(改定)

世界で最も投稿されているカメラをFlickrのカメラファインダーで見てみると、本日付けでダントツでiPhoneだ。2位がキャノン、3位ニコン、4位SAMSUNGのギャラクシー、5位のソニーと続く。フジは7位でライカは15位だった。 キャノンはエントリー向けのKissが多いと思いきや、5D mkIIIがトップだった。まあフリッカーに作品を投稿している時点で、結構本気度の高い人が多いとも思うが、スマホを除くと事実上、5D mkIIIが世界で最も多くの人が愛用していると言っていい。 どうしても僕は日本のカメラに批判的になってしまう悪習があって、この記事も一度公開して、ちょっと読み苦しいかと思い改定したのだが、自分では文句では無く憂いのつもりであり、改善して欲しいという願いでもある。 写真を並べたのは、着目点はボタンの数と、文字プリント数。 5D mkIIIの写真を拝借。 ちなみにこちらは僕がちょっと興味のある、FUJI X-PRO2 これは以前使っていたモデルの後継機、Sony α7 mkII。 そしてLeica M10。 map cameraさんより。斜め後ろのM10の写真が、世界的に無いw 今まで使ってきたカメラには山ほどボタンがあったが、僕はその多くを使いこなせなかった。久しぶりに使うと、何のためのボタンなのかすら、忘れてしまっていた。マニュアルを熟読した直後なら何とかなるが、使用頻度が低いものから忘れていく。だからいつも自分のカメラは、オーナー自身がよく分からないボタンや機能に満ちていた。それが当たり前と思っていた。 それと僕は露出補正ダイヤルに否定的で、僕が使わないダイヤルが一番よく使うポジションを陣取っている事自体が、僕の感覚と噛み合わなかった。でもそういうものと諦めていた。露出補正が的を得る場面は、カメラの判断基準の初期設定を修正したい時だけで、メニューの中にあれば十分と言うのが僕の考え。 欧米人はシンプルである事に価値を見出す美意識が、誰しも少なからずある。これはあらゆる物事に現れていて、例えばトイレ。流すボタンは日本では親切にもゴチャゴチャと文字だらけだが、ヨーロッパでは文字は一切無し。大きいボタンと小さいボタンが2個ついてるだけ。どこに行っても文字の書かれたトイレを探すのは難しい。直感的なインターフェイスをもって、何も書かなくても分かるだろ?と利用者の感性と教養を信じる根本姿勢がある。 「露出を決める3原則、シャッタースピード、ISO、絞り。カメラにはそれだけあればよくね?」そう提唱している伝説的ブランドが、今もある。LEICA。提唱通り、極限までシンプルなデザイン。僕に必要なものは全てあるが、不要なものが一つもない。後者の、不要なものがない、こちら側がいつも盲点だ。Leicaが手に馴染んで来る頃には、人間と道具との間に論理的な共通認識が、何の淀みもなくスっと流れる爽快感を、僕は感じる様になった。 一秒間に何枚連写出来るとか、背面液晶がチルトするとか手ブレ補正がついてるとか、確かに時には便利だろう。しかしカメラにとって大事なのはそこか?人々はスペックばかりに目を奪われていないか? カメラ選びで最も大切な事、それは自分がそのカメラを愛せるかだ。 好きだからこそ肌身離さないし、長く使い続けられる。 暗闇に置いたLeica M9とSummilux 50mm f1.4。by ichiro そしてこの話を、だからライカは偉い、で終わらせるのは僕の本意じゃない。…