2017年10月16日 イチロー

報道写真家、Steve McCurry スティーブ・マッカリー

マグナムの写真集はいくつか持っているが、このYoutubeは忘れたくなかったので、ここにとっておく事にした。

彼の写真は、他のどんな素晴らしいアート作品より僕の心に残る気がする。ほとんどショッキングだ。それをライカの超写実的描写で撮る。ニコンも愛用しているそうだが、色味が本当に美しい。

こういう強烈な写真は、その現場に行ったから撮れたのか。写真家としての能力より混乱の地に足を運ぶ勇気に価値があったのか。じゃあ自分が行ったら似たような写真を撮れただろうか??


ナショナルジオグラフィック1985年6月号の表紙になった、スティーブ・マッカリー「アフガンの少女」

もしこれが50mmレンズだったとしたら、ほとんど最短距離か、1mほどの至近距離に見える。もうちょっと長いレンズかな。

そもそも僕はストリート・スナップが苦手だ。近距離から他人にカメラを向ける事が出来ないからだ。特に日本人は他人に無断でカメラを向けられるのを嫌うし、中には自分の子供にいちいちモザイクを入れる人や、クルマのナンバーを必ず消す人も居る。海外でそういう人を見たことが無いのだが、どういう訳か日本人はその辺を妙に怖がる。それほど怖がってる人にカメラを向けるのは、やっぱりどうも腰が引けてしまう。遠慮しすぎる方も日本人。

以前一度、通りかかった窓越しのBarの光が美しかったので、カメラを構えたら中の女性が「きゃー何々?え?」と声を上げて、周囲がみんな振り向いて不信な目で睨まれた事があった。僕は逃げる様に立ち去った。確かに撮られた相手にしてみたら、変態と紙一重だな、とその時に納得、反省した事がある。

被写体が怒りにも近い、えなに?ふざけんな、みたいな眼差しをカメラに向けているスナップを時々見る。その度に僕はその写真家を、強いなあと尊敬してしまうのだ。

ちなみに英語圏では、単に写真を撮る事をスナップと呼ぶ。足を使って光を適切な構図に配置し、ストーリーに属さないものをフレームから外し、必要なモノをフレームに入れシャッターを押したものを「フォトグラフィー」と呼ぶらしい。

アフガンの少女にあんな眼差しで見つめられながら、1mの至近距離で露出も構図も整えて堂々とシャッターを切る事が、僕に出来るだろうか。。。